【どうする家康】「元康」松本潤の織田方寝返りで「瀬名」有村架純に悲劇「これが戦国時代。辛い…」のため息

スポーツ報知
大河ドラマ「どうする家康」で家康の正室・瀬名を演じる有村架純

 嵐の松本潤が江戸幕府の初代将軍・徳川家康を演じるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜・後8時)の第3話「三河平定戦」が22日放送された。

 故郷の三河・岡崎へ戻った松平元康(松本潤)は打倒・織田信長(岡田准一)を決意するが、弱小の松平軍は全く歯が立たない。一方、今川氏真(溝端淳平)は援軍をよこさず、本多忠勝(山田裕貴)らは織田に寝返るべきだと言い始め、駿府に瀬名(有村架純)を残す元康は今川を裏切れないと悩む。そんな中、伯父の水野信元(寺島進)が岡崎城に“ある人”を連れて来る。それは16年前に生き別れた元康の母・於大(松嶋菜々子)だったという展開だった。(以下、ネタバレがあります。ご注意下さい)

 強大な織田軍相手に敗北の連続の元康たち。序盤で「松平軍敗北」の文字とともに敗死した兵たちの亡骸が映し出され、ネット上には「ナレ敗北ですらなく、テロップ敗北」、「超高速! 早すぎる展開」、「描写すらなく惨敗しとる…」の悲痛な声が。前作「鎌倉殿の13人」でおなじみだった首桶も登場。「出たよ、大河常連・首桶」、「うっ、今作でも首桶が…」の声も上がった。

 中盤では、幼い頃に生き別れた母・於大と元康の再会のシーンが展開され、再会した母に「母上のことを心の中でずっとお慕いもうしておりました」という元康に「母もあなたを思わぬ日はありませんでした」と抱き合う感動のシーンもあったが、直後に於大は「今川と手を切りなさい。今川はもうおしまいです。そなたは信長様には勝てません」と断言。

 これに元康が「私の妻と子がどうなるか?」と返すも於大の答えは「それがなんだと言うのです。つまらぬことです」と、ばっさり。「主君たるもの、家臣のためには己の妻や子くらい打ち捨てなされ」とまで言い切るのだった。

 重臣2人、酒井忠次(大森南朋)、石川数正(松重豊)にも織田方への寝返りを懇願され「(聞き入れられないなら)どうか私をお手打ちに!」とまで言われた元康は「嫌じゃ~! わしは妻と子のもとに帰るんじゃー!」と号泣した。

 しかし、元康は苦渋の決断の末、今川方を離反し、織田方へ。涙しながら焼け落ちる味方軍の城が焼け落ちるところを見つめる元康のシーンに続いて、駿府に残してきた瀬名とその子・竹千代、生まれたばかりの女児・亀が今川軍によって拘束され、女官が瀬名の眼前で斬首される残酷なシーンも描かれた。

 放送中には「どうする家康」のワードが初回放送から3週連続でツイッターの世界トレンド1位に急浮上。

 元康の苦渋の決断の末の離反で妻と子に訪れた悲劇にネット上には「今回こそ、まさにどうする家康。最大の決断だった」、「瀬名ちゃんを取る? 命を取る? どうする家康!」などの声が殺到。大河では珍しい女性を斬る描写には「残酷過ぎる」、「これが戦国時代。でも辛い…」「すごいな。知っていたけど戦国時代なんだな」などの声も上がった。

 今作は「リーガル・ハイ」、「コンフィデンスマンJP」などで知られる古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主はいかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を主役に据えた大河ドラマは1983年の「徳川家康」(主演・滝田栄)以来、40年ぶり。古沢氏は大河脚本初執筆。松本は大河初主演となった。

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