大宮競輪のG3東日本発祥74周年「倉茂記念杯」決勝は最終日の22日、準決勝を勝ち上がった9選手によって争われた。前団がもつれるなか、最終ホームで一気にかまして出た郡司浩平を追走した、深谷知広(33)=静岡・96期=が直線で抜け出して、2016年の67周年以来2度目の大会制覇。今年初、通算18度目のG3優勝を果たした。打鐘で深谷後位へ切り替えた中本匠栄が流れ込んで2着、佐藤慎太郎が3着に入った。深谷の次回出走予定は、30日からのF1松戸。
深谷知広「郡司君は本当にすごく強い選手なので、後ろに付くのを楽しみにしていた。決勝は、周りが強い選手ばかり。すごくドキドキして走っていました。最後は、郡司君が長い距離を行ってくれていたので、気持ちをくんで一生懸命に踏ませてもらった。(大宮での記念Vは2度目だが)相性いいバンクで走りやすい。今回は慣れない番手戦も2回あったが、郡司君とどちらが前を回っても強いラインをつくれるように精進していきたいし、この後も大きな大事なレースが続くので、しっかり気を引き締めて走って行きたいです」