左SB起用で適応力見せた横浜FM山根陸…前日は「ユーチューブ三昧」で勉強も

◇練習試合(30分×3本) 横浜FM 3―0 ヴェルスパ大分(宮崎、シーガイアスクエア)

 横浜FMは今季初実戦となる練習試合でヴェルスパ大分と対戦し、30分×3本で3―0と勝利した。新加入FW植中朝日が2本目の7分に先制点を挙げ、FWヤンマテウス、FWアンデルソンロペスが追加点。宮崎県内でキャンプに励む昨季J1王者は、25日にJ2金沢との練習試合を行う。

 高卒1年目の昨季公式戦14試合に出場し、存在感を発揮したMF山根陸が、今季も新たな可能性を示している。この日は2本目の後半から左サイドバック(SB)で、終盤は本職のボランチでプレーした。現在チームはけが人や体調不良者が出ていることもあり、SBがDF永戸勝也の1人のみ。マスカット監督は「複数ポジションで誰ができるか見極める」意図もあり、山根をはじめ前線の選手を積極的に配置した。

 前日練習でもSBの位置に入り、「ガンガンオーバーラップするタイプではない」など冷静な自己分析をしながら試行錯誤。実戦を終えて「最初はぎこちなかった」とはにかみつつ「左SBだけど右足で持てたり。最初はうまくいかなくてミスもあったけど、3本目になって良さを出せるようになった」と時間を追うごとにフィットする感覚を得た。左サイドで組んだヤンとも、内外のポジショニングでバランスを取りながら前進。「イメージ通りのプレーもあったし、もっとよくなるだろうし、でも一発目ってところではいろんなチャレンジができた」と”SBデビュー”を振り返った。

 前日はDF小池龍太や永戸ら先輩のプレー映像を丸々1試合分視聴。さらにセルティックMF旗手怜央やよく試合を見ているというマンチェスターCに所属するポルトガル代表DFカンセロのプレーもチェックするなど、「本当にユーチューブ三昧でした」と笑った。「まだまだ」と言葉を繰り返すが、置かれた状況を前向きに捉えて自らの力にしようとする姿勢、勉強熱心な一面が垣間見える。

 今後についても「使ってくれるかは監督次第だけど、SBと言われても『まじか』とはならないし、選択肢として、まだまだだけど、自分の中で感覚としてはある」と意欲的。「でも合わせていくところ、クオリティを上げないといけないところはいっぱいあった。上げていければ、自分のプレーの幅も広がる。一応できるぞ、というのは見せられたのかな」と語った。クラブでの活躍に加え、U―19日本代表の中軸としても期待される山根。「ボランチしかできません、じゃ生き残れない」と代表活動も通じて複数ポジションを高いレベルでこなす選手の価値は理解している。チーム事情から訪れた思わぬSB起用だが、ボランチと合わせてさらなるレベルアップの契機として取り組む覚悟だ。

すべての写真を見る 2枚

サッカー

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×