東京ベイがホームで神戸との接戦制す WTB根塚洸雅が抜けだしトライの起点「後半の最初に流れをつくりたかった」

スポーツ報知

◆ラグビー リーグワン第5節(21日、東京・江戸川区陸上競技場)  東京ベイ 25(10―7、15―14)21 神戸  

 東京ベイ(旧クボタ)が接戦を制し、年明けから3連勝を飾った。CTB立川理道主将は「まずは勝てたことが、収穫だと思います。なかなか自分たちのペースで試合を動かせる時間帯は少なかったけど、大事な時間帯で相手にプレッシャーをかけることもできた。こういう試合を通じて、成長につなげていきたい」と、勝利をかみ締めた。

 前半は相手のディフェンスを崩しながらも、なかなか得点に結びつけられなかった。10―7で折り返すと、迎えた後半。神戸のキックオフボールを東京ベイのWTB根塚洸雅がキャッチ。「迷わず狙いたい」と抜けだし、約45メートルを快走。流れをたぐり寄せ、後半1分のWTBゲラード・ファンデンヒーファーのトライの起点となった。

 日本代表にも選出されている24歳は「前半はチームとしても点を取りきれなくて。(左)膝も痛めてしまって、後半の最初に流れをつくりたい気持ちがあった。ここは勝負しようと思い切っていけた。神戸のフォワードが結構狙ってきたので、僕としては、そこが自分として得意なゾーン。迷わず狙いたいなという感じで、ハマって良かった」と満足げに振り返った。

 今季序盤を終えてチームはまだ負けがなく、5連勝の埼玉に続く2位につけた。9月8日開幕のW杯フランス大会の代表入りを目指し、成長著しい若きWTBは「(開幕から)いいスタートが切れたんじゃないかな。勝ちを積み上げていければ、優勝も見えてくる。気持ちを切らさずに最後まで負けなしで走り切りたい」と表情を引き締めた。

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