◆ラグビー リーグワン第5節(21日、駒沢陸上競技場)
3試合が行われ、連覇を狙う首位の埼玉(旧パナソニック)は、BR東京(旧リコー)を38―17で下して開幕5連勝。BR東京は2勝3敗。東京ベイ(旧クボタ)は、神戸(旧神戸製鋼)との接戦を25―21で制し、1分けを挟んで4連勝。横浜(旧キヤノン)は36―12で東葛(旧NEC)を退け3勝1分け1敗。東葛は1勝を挙げた後、4連敗となった。
埼玉の日本代表SO山沢拓也がこの日はFBで輝きを放った。見せ場は9―3の前半37分。相手のキックをキャッチしたSO松田からパスをもらうとグラウンドの左隅で待ち構えるCTBライリーにピンポイントのキックパス。最後はSH内田がインゴールに飛び込んだがチャンスを広げたのは山沢の右足。前半終了間際にはトライも決め一気に試合の行方を決めた。
「FBの方が(SOより)自由にプレーができる面がある。15番としてもっとできることを増やしていかないと」と謙遜したが、ランにキックと随所に見せ場を披露。この日は山沢がFBに入り、こちらも日本代表FBの野口が右WTB、司令塔には代表復帰を狙う松田という豪華すぎる布陣。「長いシーズンを見据えて色々な起用法を試している。今日はいい試合だった」とロビー・ディーンズ・ヘッドコーチ。圧巻のチーム力で開幕5連勝。白星は当分続きそうだ。