【中日】チーム最年長となった谷元圭介が教えてくれる「ギャップ」 鉄腕が目指す40歳現役への挑戦

スポーツ報知
宮古島で自主トレを行う中日・谷元圭介(カメラ・長尾 隆広)

 中日・谷元圭介投手が今年も元気だ。昨季限りで福留が抜け、1月28日で38歳になる右腕が今年のチーム最年長となった。昨年の契約更改後の会見では「一年一年が勝負」と前置きしながら「(巨人・長野や楽天・岸ら)同級生より長くやりたい。40歳まで現役を続けることができたらいいかな」と力を込めた。

 大野奨、山本らと宮古島で自主トレを行う。竜へ移籍したオフから宮古島を拠点としており、今年で6回目。最初は他を寄せつけない雰囲気というか、近寄りがたい存在だったが、20年にこの自主トレを訪問してからイメージは一気に変わった。昔気質だが、頑固ではない。同じく練習をともにする日本ハム・上沢や石川直らのブルペンを見て「常に勉強になる。そこは年齢とか関係ない。投げ方とか間合いの取り方だとか、こうやって投げてみようかなってヒントがたくさんある」。現役生活を長く続けるには、柔軟性も大事なのだ。

 特に、この自主トレで目をかけているのは、後輩の山本拓実投手。同じ167センチの右腕で、ユニホームを着ればライバルだがアドバイスは惜しまない。グラウンド以外でも一緒の時間を過ごすが「真面目すぎるんよ…」と、律義で頑固な山本には“イメチェン”も求めている。高校時代は内野を守っていたり、名古屋駅前の家電量販店でサングラスを買って試合前練習でつけてみたり…。一般的な視点とは違った面白い発想を持つのが“タニもん”さんだ。ドラフト7位指名からはいあがり、気づけばプロ15年目になった。日本一の栄光も体が思うようにいかない苦悩も経験してきた。その壁を乗り越える引き出しになったのは「ギャップ」なのかもしれない。

 今年、自主トレメンバーと発見した、宮古牛入りのハンバーグが絶品のお好み焼き店で、宮古島の歴史や、島の地理などを店主と語り合い、時には「なんでそれ知ってるの?」と店主が目を丸くするほどの知識量を谷元は披露していた。宮古島にどっぷり染まる谷元も、ピンチをさっそうと切り抜ける谷元も、まちがいなく同一人物。多くの人や物とふれあい、たくさんの人生観に触れることで、ピッチングにも熟練度が増していくのだろう。

 まもなくキャンプインとなる。そして長い長いシーズンが始まる。今年は、飛ばしすぎた昨年の失敗も踏まえ、2月1日までに6~7割に仕上げ、そこから開幕に向けて徐々に調子を上げていく予定。今年も“火消しのタニもん”さん、よろしく頼みます。(中日担当・長尾 隆広)

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