◆スキージャンプW杯男子札幌大会 個人第14戦 ヒルサイズ=HS137メートル(20日、札幌市大倉山ジャンプ競技場)
北京五輪男子ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑(26)=土屋ホーム=が合計271・5点で今季初優勝を飾った。
1回目は135メートルを飛んで2位。迎えた2回目も抜群の安定感で130メートルのジャンプをそろえて逆転Vを飾った。「1回目も2回目も非常にスムーズにいい飛び出しだったし、空中も安定していた」と陵侑。劇的勝利でW杯通算28勝目を挙げ、表彰台の中央でうれしそうに右手を掲げた。
今季最高は開幕戦ビスワ大会(昨年11月)の7位。「準備不足ですごく苦しんだけど、早めに帰ってきて準備できたことが大きかった」と振り返り「みんなも僕が勝ってサプライズだと思うし、自分としても驚いている。札幌も好きだしうれしい」と笑顔を見せた。