日本学生野球協会は20日、オンラインで緊急審査室会議を開き、今春センバツの出場が決定的な東海大菅生(東京)の若林弘泰監督(56)が部員への体罰を行った件について、報告義務違反と合わせ、2022年12月5日から23年4月4日までの4か月、謹慎の処分を決めた。この結果、若林監督の今春センバツでの指揮は絶望的になった。
宮原上総部長(33)も報告遅れのため、2022年12月5日から23年1月4日までの1か月、謹慎処分となった。
これを受け、センバツ大会の臨時運営委員会が開催され、東海大菅生の推薦校としての扱いについて審議を行う。
現在、日本高野連では選手第一の姿勢を大切にしている。19年センバツでも大会直前に春日部共栄(埼玉)と松山聖陵(愛媛)の監督が部内暴力で謹慎となったが、交代して出場した。今回も東海大菅生ナインのセンバツ出場に支障はないとみられる。
東海大菅生は甲子園に春夏通算8度出場の強豪。同校は今春のセンバツ大会出場校選考の重要な資料となる昨年の秋季東京大会で優勝した。
センバツ出場校は27日に決まる。