女子高校野球の強豪・クラーク仙台(宮城)が主催した、女子選手を中心とした野球教室が15日に開かれた。県内の女子中学クラブチームや小学生チームから男女合わせて54人が参加。提携しているプロ野球・楽天からアカデミーコーチの森山周、聖沢諒、千葉耕太の3人が指導役として加わり打撃、守備、キャッチボールを中心に約2時間実施した。クラーク仙台の選手たちも補助役として、参加した子どもたちとふれ合った。
「野球の楽しさを知ってもらいたくて、笑顔で声をかけました」と工藤陽菜主将(2年)。同じく主将の橘侑良(2年)は「言葉で伝えるのは得意じゃないので、一緒に体を動かしていました」と話した。これまでも野球教室を実施したことはあったが、女子選手中心に開いたのは今回が初。森山コーチは「女子野球人口の拡大につながればいいと思います」と振り返った。