J1コンサドーレ札幌 新加入MF小林祐希が左足25㍍FK弾

J2町田戦の前半18分、直接FKを決めるJ1札幌MF小林祐希(右)
J2町田戦の前半18分、直接FKを決めるJ1札幌MF小林祐希(右)

▽練習試合(19日、沖縄・金武町陸上競技場)  町 田2―1 札 幌

 J1北海道コンサドーレ札幌に頼もしい男が加わった。沖縄キャンプ中のチームは19日、J2町田と今季初実戦となる練習試合を行った。前半5分に先制を許すも、同18分、J1神戸から加入したMF小林祐希(30)が利き足の左で25メートルのFK弾を決め同点とした。試合は1―2で敗れたが、日本代表8試合の出場歴があるレフティーは今後の上積みを強調。初戦で明確となった課題は改善し、強固な集団づくりの一因となる。

 狙いすました弾道がネットを揺らした。0―1の前半18分、ゴールやや右、25メートルのFK。小林が振り抜いた左足から同点弾が生まれた。今季の札幌“初得点”に「誰もボールに寄ってこなかったから。誰も蹴る人いないんだったら蹴りますと」。そうおどけながらも「決められてよかったです」と表情を柔らかにした。

 J1神戸から加入し初の対外試合は、ボランチとして攻守両面で存在感を示した。「もう少しゆっくりボールを後ろで持ちたかった。自分が思っていたようなプレーではなかった」。自己採点は厳しかったが、キャンプ9日目での試合に「みんな疲れてる中で初めての実戦。改善点しか出てこないのは当然」と今後を見据え、口にした。

 感じたものは多かった。1失点以外も決定機をつくられた前半を「札幌の守備のやり方を新加入の選手が覚えるとか、色々と原因はある」と自戒も込めて振り返った。攻撃も「シャドーの2人がここっていう場所にとどまり過ぎて、相手にずっとつかまっていた」と連係の大切さは理解している。その上で「まだ1試合。ここから問題点をみんなですり合わせていければ、全然いい」と修正点が明確となったことを収穫と捉えた。

 目指す高みもはっきりと口にした。「これだけ情熱を持って選手に接してくれる監督は日本にほとんどいない」と慕うミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)のサッカーに引かれる男は「監督の言ったことはもちろん大事にするが、そこに出せなかった時に違う選択をするのもプロ。札幌がもう1段上、優勝を目指していくならそれは必要」と言った。高い意識をチーム全体に浸透させ、組織力向上へつなげる。(砂田 秀人)

相手と激しく競り合うJ1札幌DF馬場晴也(右)
相手と激しく競り合うJ1札幌DF馬場晴也(右)

 〇…J2東京Vから加わったDF馬場晴也(21)はボランチでプレー。対人の強さなどを随所に発揮したが「まだ自分のことで精いっぱいなので。早く慣れるのが一番」とより連携を深める必要性を強調した。今キャンプではボランチの他、3バック右にも入っている。「色んな所でやれるのは強み」と話す若き新戦力は「まだまだできるし、自分が前をもっと動かしていければチームのプラスになる」と更なる上積みを目指す。

ヘディングシュートを放つJ1札幌DF岡村大八(左)
ヘディングシュートを放つJ1札幌DF岡村大八(左)

 〇…札幌3年目のDF岡村大八(25)が「怖さ」を身に着け、守備陣の中心となる。町田に敗れた初実戦を「ずっと4バックの立ち位置になってしまった。ビルドアップの後は3バックにしてポジションを変えるなど、反省点はある」と新たなメンバーで臨んだ戦いに、上積みの必要性を説いた。その上で「今の札幌には闘将と呼ばれる選手が足りていない。自分がなっていければ」と持ち前の笑顔は封印し、DFをけん引していく。

J2町田戦の前半18分、直接FKを決めるJ1札幌MF小林祐希(右)
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ヘディングシュートを放つJ1札幌DF岡村大八(左)
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