【大学野球】京都先端科学大の新チームが秋春連覇へ向け新年始動…OB喜多の活躍を刺激に

スポーツ報知
巨人入りした喜多(右)が京都先端科学大の練習場を訪れ後輩を激励した

 昨秋の京滋大学野球リーグで8季ぶり17度目の優勝を勝ち取った京都先端科学大が、「喜多の金言」を胸に、秋春連覇に挑む。中川聖也外野手(3年)=天理=が新主将に就任したチームは、春季リーグに向け、順調にチーム作りを進めている。昨年12月にはOBの巨人・喜多隆介捕手(24)が母校で練習。そのさいに受けたアドバイスは部員にとって何よりの支えとなっている。

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 プロの世界へ旅立った姿から、明らかにスケールアップしていた。中川主将が1年生の時に最上級生だった喜多。「やっぱり大学生とは違うバッティング。打球の速さ、伸び、振り方。『ちょっと違うな』と。『プロ野球選手だな』って」。最高峰の世界で着実に進化を遂げる姿を目の当たりにした。

 「いろんな練習メニューを提供してくれると思うんですけど、そこで、その意図、狙いを自分で消化してやる。それで練習してこそ身になると思うんで。意図や狙いがわからないまま練習に取り組むより、自分のためになると思います」

 後輩たちを前に、喜多は「何のための練習なのか」、自ら考える大切さを力説した。育成から支配下契約を勝ち取り、昨年は1軍出場も果たした先輩の言葉は選手全員の胸に響いた。

 優勝を決めた佛教大戦で5安打完封勝利の快投を見せるなど、昨秋3勝を挙げた庄田和規(3年)=日南学園=は、しっかりとその意味を受け止めた。「一日一日課題を持って取り組んだ結果が今、形になってると思うので、見習って課題を持ってやっていきたい」

 昨秋は福丸宗和主将(4年)=天理=を中心に、下級生が躍動した。1年生の井口遥希=近江=が1番に定着。リーグ戦初出場で4番に座った中村志遠(3年)=乙訓=は、リーグ2位の打率4割3分9厘と奮闘した。右腕の山内翔夢(2年)=長浜北=が3勝を挙げ、最優秀投手に輝いた。第3節の花園大戦で勝ち点を落とす大ピンチだった。そこからの4連勝で一気にVへと駆け抜けた。「秋は4年生に頼ってばっかりだったので、次は自分たちの代で引っ張れるようにしたいと思っています」。投手陣の柱と期待される庄田が力を込めた。

 狙うのはもちろんリーグ連覇。喜多からも、「(リーグ優勝で出場する)全日本大学選手権の応援に行きたい」とリクエストを受けた。「喜多さんだけじゃなく、先輩方からたくさん言葉をかけていただくので、期待に応えたい。全国大会に出るだけじゃなく、チーム一丸で勝ち上がっていけるようなチームを作り上げていきたいなと思っています」と中川主将。巨人の正捕手を目指す先輩の金言を胸に、鍛錬を重ねていく。

 ◆京都先端科学大野球部 京都学園大時代の1969年創部。71年に京滋リーグに加盟。82年秋にリーグ1部で初優勝。12年春から4連覇するなど優勝17度。全日本大学選手権には8度出場し、15、18年に1勝。12年には明治神宮大会に出場。19年に現校名に。20年に元プロ野球選手の中島輝士監督が就任。部員90人。

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