巨人の新人合同自主トレは2回目の休養日。とはいっても、G球場にはたくさんの選手が自主トレに訪れます。中でも注目は中川皓太投手。昨年、開幕前に腰痛を発症して登板なく終わったセットアッパーです。彼の不在が大きく響き、チームはリーグ4位。原監督も敗因の一つに挙げるなど、とにかく貴重な戦力です。
そのキーマンともいうべき中川は、すでに万全に近い状態まで仕上がっています。室内ブルペンでは全盛時同様の伸びある直球を投げ込み、スライダーも切れ味抜群。受けた用松ブルペン捕手も「良かったころに戻ってるよ」と太鼓判を押します。ノックを受ける姿も軽快で、不安はすっかりと解消されたようですね。
今回の動画では他に、昨年の8回を担った平内龍太投手も登場。11月に右肘のクリーニング手術を受けましたが、経過はだいぶ良好のようで、ビュンビュン投げていました。本人の中では2月のブルペン、3月の実戦をにらんで調整していくとのことです。
けがからの復活を期す立岡や、3年目の進化を誓うティマ、2年目のジンクスを打ち破れるか赤星などなど。代木や石田、直江、鈴木大和らも撮ってきました。間もなく球春到来です。2月1日からアピールするためにも、今が大事です。そんな気合の入った表情もお楽しみください。(水井 基博)