旭川明成・増田さくらが9年ぶりに南北海道勢を撃破…アルペン男女大回転

スポーツ報知
初優勝し笑顔を見せる旭川明成・増田さくら

◇全道高校スキー(18日・阿寒湖畔スキー場)

 アルペンの男女大回転が行われた。北北海道女子は、旭川明成の増田さくら(2年)が合計1分53秒29で初優勝。小、中学校時代の所属先の先輩で、平昌、北京五輪に出場した安藤麻(日清医療食品)仕込みの滑りで南北海道勢も破った。南北海道男子は札幌第一の野沢雪丸(2年)が制した。

 真っ白なゲレンデで「さくら」が躍動した。「昔から急斜面のコースで練習することが多かったので、(急斜面の)このコースが得意」と2位に2秒以上の差を付けて圧勝。大回転では9年ぶりに北北海道勢が全体1位の成績で優勝し「南北海道にライバル意識はある。(南の選手に)勝ってインターハイに行きたいと思っていた」とはにかんだ。

 オリンピアン仕込みの滑りだ。五輪2大会連続出場の安藤と同じ「旭川ジュニアアルペンチーム」で腕を磨いた。多忙な海外遠征の合間を縫って練習に顔を出してくれた際には、直接指導を受けており「ストックを前につくことで体が自然と前に出る。昔から言われてきたので意識している」と話す。

 昨年の大回転は全体13位に終わったが、11月から敢行した約1か月の欧州遠征で劇的に滑りが変わった。オーストリア、フランスでスキー漬けの日々を送り、特に精神面での成長を実感したと言い「去年までは2本目で順位を落としていた。メンタルが強くて失敗を恐れない欧州の選手を見て、突っ込むことができるようになった」。1回目でトップに立ったこの日は2回目でも強気の滑りを披露。他を寄せ付けなかった。

 4月6日生まれ。05年に生まれた時、父が勤務していた東京で開花宣言が発出されたことから「さくら」と名付けられた。憧れの選手である安藤のサインが入ったお気に入りのヘルメットはもちろん桜色。世界に一つだけの宝物を身につけ、次は全国の頂点を狙う。

(島山 知房)

 〇…札幌第一の野沢が逆転優勝を収めた。1回目を終え、トップとわずか0・07秒差。「3位で出遅れたけど、タイム差が少なかったので全力でいくしかない」と2回目へ。55秒36の会心の滑りで上位陣をまくり「完璧な勝利だった」と満面の笑みで振り返った。きょう19日は得意の回転に出場する。「明日も気合を入れて攻め切りたい。2冠を取りたい」と力を込めた。

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