巨人のドラフト4位ルーキー・門脇誠内野手(21)=創価大=が18日、ジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレに参加した。午前中の走塁練習では、強じんな下半身を生かして、安定した方向転換をみせた。「第2クールが始まって、体ができてきている。キャッチボールにしても、ノックにしても、ランニングにしても、強度を上げすぎず、自分のできる範囲で体と話し合いながらアップしたり、走ったりしています」と手応えを口にした。
順調にコンディションを上げているルーキーだが、その秘けつは手帳を付けることにある。プロ1年目となる今年のテーマを自分のプレーを深める意味で「深」に設定。寮に帰った後は毎日、その「深」という漢字を自身の手帳に書いているという。「横に1日の感想も書いているんですけど、字がずれたり、汚くなってきたら、自分の心が乱れているということなので、しっかり丁寧に書いています。高校時代から手帳は書いていたんですけど、毎日の振り返りと明日何をするかの確認を書くことで、心をリセットしています」と明かした。
それは野球にも通じる。開幕1軍が期待される即戦力ルーキーは「打ち方ひとつにしても、投げ方、走り方、色んな方に指導していただいて、それをただやって、ただ正解だというのは浅いなと感じている。教えていただいたことを自分でどれだけインプットして、自分なりの感覚を持てるかという所までいって、初めて深いなと思うので。全てにおいて深めていきたいなと思います」と話した。