【オリックス】阪神大震災から28年 選手ら100人が黙とう 田口壮コーチ力説「風化させるのが一番ダメ」

スポーツ報知
オリックスナインは総勢100名でグラウンドに整列し、被災地・神戸の方角に1分間の黙とうをささげた(カメラ・岩田 大補)

 1995年に発生した阪神大震災から17日で28年が経過した。当時、影響を被ったプロ野球の阪神、オリックス、サッカーJ1神戸、ラグビー・リーグワンの神戸の関西各スポーツチームが犠牲者へ祈りをささげた。

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 オリックスは大阪・舞洲の球団施設で正午から神戸市の方角に1分間の黙とうをささげた。福良GMらフロント、合同自主トレ中の新人をはじめとする選手、球団スタッフ合わせて約100人が参加した。

 チームは震災後に95、96年とリーグ連覇。当時の主力野手で、自身も被災した田口壮外野守備走塁コーチ(53)は「ずっと忘れることはない。風化させるのが一番ダメ」と力説。「一昨年、日本シリーズを神戸で1試合やっていますし、その流れから昨年日本一になれたのはつながりを感じています」と振り返った。

 ドラフト1位・曽谷龍平投手(22)=白鴎大=は「プレーで勇気や感動を与えていかないと。山本由伸投手のような、球界を代表する選手になりたい」と決意を新たにした。18日にも初めてブルペン入りする。

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