名古屋競輪のF1「CTC杯」は16日から18日までのドカント発売開催。主力となるのは追加で坂井洋まで参戦する関東ラインだ。吉田拓矢、佐々木悠葵、杉森輝大とずらり並んだ実力レーサーがシリーズを引っ張る。地元では吉田敏洋の奮闘に期待したい。
分厚い関東の核となるのは吉田拓だ。昨年の競輪祭で4日目のダイヤモンドレース、5日目の準決勝と立て続けに落車。負傷欠場明けとなった今年の立川記念は新車で臨んだが、〈4〉〈1〉〈7〉〈5〉着と復調途上の動きだった。それでも今回は確実に上向くはずで、本来の実力を発揮する。同県の杉森も今場所が競輪祭での落車欠場明けで、初戦の動きには注意したい。
坂井はその競輪祭で初めてG1決勝を経験した。グレードレースでも着々と結果を残してきた。早めの追加だけに今回も活躍を期待できる。佐々木も上昇気流に乗っている。昨年12月の高松で記念初制覇。その後も走りに自信のほどが見て取れる。これだけ粒ぞろいだと決勝での関東連係がどうなるのかが焦点になりそうだ。
ほかでは機動力ある嵯峨昇喜郎ら北日本勢が伏兵だ。中部は年明けに通算500勝を達成した吉田敏がホームバンクで負けられない。橋本優己らとの連係で強力な関東勢に立ち向かう。