宙組・鷹翔千空、ホープからスターへ「幸せ過ぎて夢の中にいるみたい」…「夢現の先に」8年目バウ初主演

スポーツ報知
夢と現実の世界を行き来する主人公“僕”を演じる宝塚歌劇宙組・鷹翔千空

 スポーツ報知大阪発行版限定の宝塚歌劇特集「火曜プレミアム宝塚」が、今年からスペースも大幅に拡大してタカラヅカの魅力を伝えます。“新装開店”を飾るのは兵庫・宝塚バウホールの宙組公演「夢現(ゆめうつつ)の先に」。2015年首席入団の鷹翔千空(たかと・ちあき)が念願だったバウのセンターで成長ぶりを示した。(ペン&カメラ・筒井 政也)

■苦悩から心の成長 本公演は今月5日に初日の幕を開けたが、その直後、公演関係者のコロナ陽性が判明。6~12日の上演が中止になった。きょう13日に再開予定で、17~21日に追加公演される。千秋楽まで舞台に立てるありがたみをパワーに変えていく。

 出演者30人の先頭に立つのが8年目の鷹翔だ。記念すべきバウ初主演作は、こちらもバウ初演出となる生駒怜子氏のオリジナルストーリーで、苦悩から始まり、心の成長へと到るSFファンタジー。

 主人公の“僕”(鷹翔)は毎晩、悪夢にうなされている。孤独で暗い意識の世界の中に「どうせ見るなら明るい夢を」と、にこやかな“彼”(亜音有星=あのん・ゆうせい)が羊を連れて現れた。“彼”たちに背中を押された“僕”は一目ぼれした“彼女”(山吹ひばり)に現実の世界でアプローチ。恋は実るが…。

■真風イズムを継承 鷹翔は「天(そら)は赤い河のほとり」(2018年)と「オーシャンズ11」(19年)の新人公演主演で、トップスター・真風涼帆に師事した。真風と同じ長身175センチ。クールだが気骨のある男役という印象も似ているが、本作では素朴で奥手な主人公を等身大で好演。悪夢にまつわる繊細な芝居も新鮮に映った。

 鷹翔は初日のカーテンコールで「本当に幸せ過ぎて夢の中にいるみたいな気分ですが、現実ですね!?」と、笑顔であいさつした。バウ主演は「ホープ」から「スター」への転換期。喜びは当然だが、6月に退団する真風の“イズム継承”ももちろんのこと、鷹翔独自のカラーも期待したい。

 それは「シャーロック・ホームズ」(21年)、「HiGH&LOW」(22年)で新公センターを務めた6年目・亜音も同じ。173センチよりも大きく見えるオーラの持ち主で、“彼”の無邪気なキャラクターが舞台を華やかにした。「エル ハポン」(19年)「NEVER SAY GOODBYE」(22年)で新公主演の7年目・風色日向(かぜいろ・ひゅうが)とともに、次期バウ主演を争う立場。“真風チルドレン”が夢を負い、現実に立ち向かう2023年になりそうだ。

 ◆鷹翔 千空(たかと・ちあき)5月18日生まれ。滋賀・草津市出身。2015年4月「1789―バスティーユの恋人たち―」で初舞台。第101期生首席入団。宙組配属。新人公演主演2度。身長175センチ。愛称「こってぃ」。

 ★お知らせ 新聞紙面丸ごと1枚を使用した鷹翔千空のビッグフォトなどが掲載されたスポーツ報知(大阪本社発行版)「金曜プレミアム宝塚」は1月13日に刊行されました。バックナンバー取り寄せご希望の方はこちらをご覧ください。

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