ソフトボールのニトリJDリーグで、昨季に初代王者に輝いたビックカメラ高崎の内藤実穂(みのり)内野手と浜村ゆかり投手が12日、スポーツ庁の室伏広治長官を表敬訪問した。
ソフトボールは2021年東京五輪で日本が金メダルに輝いた後、24年パリ五輪では実施種目から外れた。競技の普及や人気獲得が急務になっている。昨季のビックカメラ高崎で主将を務めた内藤は「子どもたちに夢や目標を与えられるようなリーグにしていきたい。室伏長官なら、どのようなことに取り組んでいきますか?」と直球質問。室伏長官は「選手も支えられている。子どもたちと接する機会を増やして地域に出ることが大事。それがファンや競技人口を増やすことにつながる。積極的に社会貢献をやっていただきたい」と示した。
昨季のリーグで優勝投手となり、最高殊勲選手賞を受賞した浜村は「私からはお願いがあります」と切り出した。「プロ野球の始球式で131キロを出しているのを拝見して、ぜひ今度はソフトボールのウインドミル(=腕を大きく一回転させる投げ方)でやっていただきたいです!」とリーグ戦での始球式を“おねだり”。これには室伏長官も笑みを浮かべ「教えてもらえたら(笑い)まずは(試合を)見に行きたいなと思います」と前向きに話していた。
ニトリJDリーグの2季目は4月15日(開催地は未定)に開幕する予定で、2月1日に今季の詳細が発表される。