巨人のドラフト2位・萩尾匡也外野手(22)=慶大=が12日、鉄人となって息の長い選手になる誓いを立てた。新人研修会では、日米通算2450安打で45歳まで現役を続けた福留孝介氏の講義を受講。痛みへの強さや自身への投資を惜しまない姿勢に感銘を受け、「長く活躍された方なのですごい勉強になりました」と目を輝かせた。
鉄人の言葉の重みを感じだ。福留氏は講義で「たくさんけがをしたが半分も痛いと言っていない」と、時には痛みを抱えながらプレーしていたことを告白。「自分の体にどれだけ投資できるかが大事」と強調した。大先輩の言葉に、萩尾は「長く戦っていくことに対して、けがとしっかり向き合えることが大事だと感じた」とうなずいた。
13日からの新人合同自主トレに向け、「大卒の選手が引っ張ることは大事だと感じる」とルーキーの先導役を務める覚悟。「焦らずに自分の体と向き合ってやっていきたい。現役の選手も、グラウンドに来ていると思うので今まで通り野球を楽しんでいきたい」。福留氏の金言を胸に、長いプロ野球人生をスタートさせる。(水上 智恵)