【箱根への道】青学大の新主将に志貴勇斗、副将に小原響が内定 箱根メンバー外2人が100回大会でリベンジ

スポーツ報知
青学大の新主将に内定した志貴勇斗(左)と副主将に内定した小原響

 箱根駅伝は来年1月2、3日に第100回を迎え、節目の大会に向け「箱根への道」もリニューアル。今年の第99回大会で3位に終わった青学大の新体制が固まった。新主将には22年大会1区5位で優勝に貢献したが、今回は16人の登録メンバーから外れた志貴勇斗(3年)が、副将には大学駅伝未出走ながら3000メートル障害で日本学生歴代4位の小原響(3年)が内定。2人の新リーダーは箱根直後のハイテクハーフマラソン(8日)で好走。記念大会に向け、王者・駒大を追いかける戦いが始まった。

 王座奪回へ。11か月半後の100回大会に向け、青学大もスタートを切っている。新主将に内定した志貴は「厳しい戦いになることは覚悟している」と表情を引き締めると、副将に内定した小原も「基本を徹底してチーム力を上げていくしかない」と語った。

 優勝した駒大から7分14秒差の3位に終わった今年の大会では4年生が7人出場。22年大会1区5位で優勝に貢献した志貴は昨季、出雲駅伝で4区6位と苦戦し、箱根ではメンバー漏れ。「ふがいなかった。チームも優勝を逃し、悔しい」と話す。小原も1万メートルで28分28秒97の記録を持ちながらメンバー争いに絡めず「自分が一番、許せない」とラストイヤーにかけている。

 その決意は形になりつつある。箱根直後に「11区」として出場したハイテクハーフマラソン(8日)で小原は自己ベストの1時間3分5秒でチーム2位と健闘。志貴も1時間4分6秒と復調気配で「昨年の箱根1区が100%とすれば30%。もっと調子を上げていきたい」と意気込む。

 中学3年時に全国大会の3000メートルでそろって決勝進出。出身高校は志貴が山形南、小原が宮城・仙台二華と東北の公立進学校から青学大に入った。原晋監督(55)は「2人とも柔軟な考えを持っている。青学大をさらに進化させてくれる」と期待する。

 自ら主将に立候補して内定した志貴は「優勝メンバーになった喜び、登録メンバーから外れた悔しさの両方の経験をチームに生かす」と所信表明。小原は3000メートル障害で日本歴代13位の実力者。今夏の世界陸上(8月、ブダペスト)にも「ハードルは高いけど挑戦します」と背中でも引っ張る決意だ。秋以降も「学生3大駅伝にすべて出場して、優勝に貢献したい」と見据える。

 ライバル・駒大は絶対エース・田沢廉が卒業するが、5区を走った山川拓馬ら戦力が充実。中大、国学院大など上位校も手ごわい存在だ。それでも「第100回は青学大が優勝しなければいけないと思っています」と志貴。節目の大会における覇権争いは、すでに熱くなっている。(竹内 達朗)

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