第61回報知金杯F1西武園競輪S級決勝は最終日の10日、準決勝を突破した7選手によって第12Rで争われた。大川龍二(38)=広島・91期=が最終バックでまくった成田和也を追い、直線のマッチレースを制し、昨年2月岸和田以来のS級優勝を果たした。2着には成田。3着は逃げた山田雄大の内を突いた久木原洋。優勝した大川の次回出走予定は26日から開催されるG3豊橋。
また11Rガールズ決勝は、野本怜菜(24)=埼玉・114期=が高橋梨香―石井貴子のかまし先制を追う形でまくり切り、前回の取手に続き今年2度目、通算10度目の優勝を飾った。次回出走予定は22日に開幕する伊東(ガールズコレクショントライアル)。
大川龍二「自分が風を切っていないのに、自力選手がやり合うなか、成田さんに続き踏み勝ち優勝できた。これぞ競輪ですね。G1、G2を目指し、自分がどこまでできるか、若い子とどこまで戦えるか応援のほどよろしくお願いします。大川龍二をたくさんの人に知ってもらえるようこれからも頑張ります」
野本怜菜「最終2コーナーで前の岡本(二菜)さんを外し踏んだときに、前(高橋―石井)がメチャ遠くに見えた。でも風が強く、ここで踏まなければと思って踏み続けた。高橋さんがあんなに早く仕掛けるとは思っていなかった。西武園での優勝がなかったのでうれしい。今まで完全優勝がないのでその辺も目指したいし、今年はコレクションなど大きな大会で活躍できるよう頑張って行きたい」