【中日】ドラ6・田中幹也狙う「開幕二塁」、阿部が楽天移籍で”空席”に

守備練習をするドラフト6位・田中(カメラ・義村 治子)
守備練習をするドラフト6位・田中(カメラ・義村 治子)

 中日のドラフト6位・田中幹也内野手(22)=亜大=が9日、新人3人による開幕二塁争いに闘志を燃やした。ナゴヤ球場で新人合同自主トレがスタート。ノックで軽快な動きを見せ「(武器は)守備と足。頭一つ抜けないといけない。誰にもまねできない動きをしていきたい」と、阿部が楽天に移籍し“空席”となった二塁取りへ意気込んだ。

 立浪監督は以前、「新人が開幕で二塁を守る可能性もある」と明言。同2位・村松開人(22)=明大=、同7位・福永裕基(26)=日本新薬=の両内野手がライバルになる。大学3年夏に国指定の難病「潰瘍性大腸炎」で大腸全摘出の手術を受けた。約3か月の入院を経験したが、プロの扉をこじ開けた。

 50メートル走は5秒9で、広い守備範囲の田中は「誰にも負けたくない」と気合十分。グラウンドでは常に先頭を切り、動きも俊敏。し烈なレギュラー争いに挑む。(長尾 隆広)

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