競泳の東京五輪代表で32歳の入江陵介(イトマン東進)が9日、都内のデサント社で小学生を対象としたトークイベントに出席。「スポーツと食」をテーマに話し「久しぶりに、対面でのイベントができた。出席した子どもたちが、色んな事を感じてくれていたらうれしい」と自身の経験を伝えた。
2008年北京五輪から4大会連続で日本代表の第一人者。体作りをする上で、バランスのいい食事のために自炊もするという。「食材が余ってしまうので、野菜や肉は切って冷凍したり。保存して、鍋にしたりして食べます」。質疑応答で、競技へのモチベーションの源を問われると「やめたいと思った事はたくさんあったけど、まだ出来る水泳を今手放すのはもったいないなと。水泳を続けていれば色んな人に出会える。そういった人とのつながりもあって、今も水泳界で頑張れている」と参加者に伝えた。
昨夏に、2024年パリ五輪への挑戦を表明。7月に世界選手権福岡大会が行われる新年を迎え、「今年の世界水泳福岡で成績を残して、パリ五輪につなげられたら」と抱負を語った。5大会連続の五輪出場は、競泳界初となる。24日に33歳を迎える入江は「(100Mの)日本記録も視野に入れたい。パリ五輪は出場するだけでなく、メダルも狙っていきたい」と、力強く語った。