守備力向上の埼京が15年ぶりの春切符目指す 春季全国大会東京都東支部予選・大田区長杯2月11日開幕

スポーツ報知
春季全国大会予選突破に意気込む埼京ボーイズの選手たち

◆埼京ボーイズ練習始め

 東京都東支部の春季全国大会予選(大田区長杯)は2月11日開幕。荒川河川敷の板橋区営戸田橋硬軟グラウンドを拠点に活動する中学生チーム・埼京ボーイズは2008年以来、15年ぶり2度目の出場を目指して1月7日に始動した。

 初日からいきなり内野ノックが延々と続いた。例年ならこの時期は走者が出た場面を想定した実戦形式で行っていたはずだが、野手はゴロを捕って一塁へ送球するだけ。それを順番に何度も繰り返した。就任6年目の辻敏宏監督(54)は「監督同士の交流を通じて勉強した結果、チームプレーを磨くより個々の能力を高めた方がいいと考えるようになりました。チーム専用のグラウンドがないので限られた練習時間で守備も打撃も量をこなし、そこから『どうしたらうまくなれるか』を選手自身に考えさせたい」と意図を明かした。

 創部31年目の現チームは1、2年生合わせて30人。外野で4番の佐藤主将は「守りが良くなったことで1回戦は勝てるようになった」という。成長著しい投手陣は、身長180センチ右腕・河井を筆頭に捕手兼務の成田、仲山、清水、池上、左は井上、松尾とそろう。巨人・戸郷に似たフォームの河井は「変化球の持ち玉が多く、インステップで球の出所が分かりにくいと言われる。課題は7回を投げきれる体力とメンタル。大田区長杯では球数を少なくして、できるだけ多くのイニングを投げたい」とエースの自覚を見せた。

 一方、野手の成長株は大和田、田中の二遊間コンビ。大和田友一代表(80)の孫でもある二塁・大和田は「今まで走者を気にして捕れるゴロをミスしていたから『まずは捕ってから』と落ち着いたプレーを心掛けたらゲッツーが取れるようなった。ショートの蓮恩(れおん)といろいろ話して仲が良くなり、連係もよくなった」と表情も明るい。

 創部以来、練習は土日と祝日だけで学校行事は最優先。決して選手にムリはさせない。こだわりは「全員平等」。レギュラーも控えも必ず同じ数のノックを受け、打ち込む量も同じだ。「一部のうまい選手を集中的に鍛えるようなことはしません。成長途上の中学生は、この先誰がどれだけ伸びるか分かりませんから」と辻監督。育成重視の姿勢がどこまで選手の成長を促すか注目したい。

◇埼京ボーイズメンバー ▽2年生 佐藤航太 河井耀生 成田優志 大和田遼一 高橋詩祈 田中蓮恩 本田陽士 類家柊太 五十嵐真利 櫻井慶介 仲山皓大 五十嵐騎士 三屋奏太 金子奏斗 林大成 井上隆世 小宮大和 ▽1年生 横田英治 山中祐太 石黒将伍 小原諒太 林勇吹 日野佑哉 古城駿一 松尾健悟 和田慎次朗 清水冬威 綱島秀ノ輔 池上龍一 荒川維吹

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