昨年の秋季キャンプや侍JAPANとの強化試合でアピールした育成の保科広一外野手(24)が7日、今季にかける意気込みを語った。
「昨年の秋、チャンスをいただいて、改めて自分に足りないものが分かりましたし、自信になったところもありました。1軍の首脳陣からは、打つ方では無駄な動きをなくしてボールを内側から打つ感覚を、守備ではもう一度基礎を大切にということを教わりました。自主トレでもその感覚やイメージを常に意識してやっています」
オフは、下半身や体幹を強化するトレーニングを増やし、打撃では、スイングの軌道や体幹を意識しながらしっかりとらえられるよう遅いボールを打つ練習を繰り返している。
「軸がしっかりしてきたのか、思いっきり振らなくても飛距離が出ている感覚がありますし、いい手応えを感じているので、キャンプから必死にアピールします。大学の後輩の門脇(誠)も入ってくるので、負けていられない。育成3年目、今年がラストチャンスだと思ってやるべきことをしっかりやって支配下を勝ち取りたいです」
50メートル5秒9の俊足を生かした守備力も魅力の一つ。大ブレークを目指し、外野手争いに名乗りを上げる。