【巨人】元木大介作戦兼内野守備コーチが新人ブレイクへの３か条授けた…「若い選手には期待している」

　巨人・元木大介作戦兼内野守備コーチ（５１）が７日、ルーキーにブレイクするための３か条を授けた。今季はドラフト１位・浅野（高松商）、同２位・萩尾（慶大）、同４位・門脇（創価大）ら、育成を含め多くの新人野手が加入。都内で開催したトークショー前に取材に応じ、「１年目だろうが何年目だろうが、いいものは使う。まだ自分で見ていないからはっきり言えないけど、若い選手には期待している」と突き上げを要望し、１軍で戦うために必要な要素を挙げた。

　〈１〉ロケットスタート　１３日から新人合同自主トレが始まるが、キャンプで１軍メンバー入りするには最初からインパクトが必要と強調。「１年目は本当に初日からバンバン動いてアピールしないと、プロの世界で生きていけない。プロに入れて良かったと思って、今休んでいたら大変なことになる」と心構えを説いた。

　〈２〉声出し　現役時代からベンチを明るくすることを心がけてきた同コーチは、常に若手に声出しを要求する。「ベンチで声を出すにはボールを見ていないと出せないし、ちゃんと試合に入っているという証拠になる」と真意を説明した。

　〈３〉守備　打撃が注目されるが、野球の基本は守備。昨年はリーグワースト２位の８２失策を記録しただけに、簡単なミスを減らすことがアピールにつながる。「守れなきゃ試合には出られない。ミスを少なくすることで投手も助かるし、チームも助かる」と話した。

　チームに勢いを与えるためにもルーキーの台頭は必要不可欠。３年ぶりのＶ奪回へ、戦力に育て上げる。（井上　信太郎）