巨人の菅野智之投手(33)が6日、史上最高ボディーを完成させて自主トレ先の米ハワイから羽田空港着の航空機で帰国した。12月10日に出発し、約1か月間みっちりと鍛錬。3年ぶりのハワイでのトレーニングを終え「3年前よりも重い重量、負荷も含めて最終的にはできるようになった。そこは3年前の自分よりもパワーアップできているのかな」とうなずいた。
3年前の20年は新型コロナの影響で120試合制と過密日程の中で開幕投手から13連勝というNPB新記録を樹立。20試合で14勝2敗、防御率1.97をマークした。小麦色に焼けたエースは「めちゃくちゃ追い込みましたけど元気。単純にトレーニングだけで見れば良い状態ですし継続的に宮古島、宮崎、沖縄のキャンプとやっていけばいい結果が出ると思う」。無双投球を見せた3年前以上の肉体の仕上がりに胸を張った。
今後は沖縄・宮古島へと渡り、傾斜を使った投球練習など技術的な面を詰めていく。最多勝、15勝などを目標に掲げる今季へ「肉体的、精神的にも、やっぱりもう一回やってやるぞという気持ちになれている」。力強い言葉に手応えがにじんだ。(小島 和之)