“J1経験者”は1人のみ…スキッベ体制2年目の広島 タイトル獲得の翌シーズンも独自の補強戦略貫く

スポーツ報知
新体制発表を行った広島に加入した5選手(右より志知、田中、中野、山崎、越道)

 広島は6日、広島市内で新入団発表会見を行った。ドイツ人指揮官・スキッベ監督(57)の就任1年目となった昨季は、ルヴァン杯優勝、天皇杯準優勝、リーグ戦3位とすべての大会で好成績をマーク。リーグ優勝を狙える今季も、育成クラブらしく独自の補強戦略を貫いた。

 新加入は5人で、DF志知孝明(29=福岡から完全移籍)、GK田中雄大(27=秋田から完全移籍)、DF中野就斗(22=桐蔭横浜大から加入)、順天大よりDF山崎大地(21=順天大から加入)、MF越道草太(18=広島ユースから昇格)。唯一のJ1経験者は福岡から獲得したDF志知で、足立修強化部長が「(福岡と4度対戦した)昨シーズン、我々が最も苦しめられた選手のひとり」と語る左サイドのスペシャリストだ。DF野上が名古屋、MF藤井が鹿島と、昨季サイドを主戦場とした選手が移籍した中で、Jリーグで確かな実力を発揮してきた志知をチームに加えた。

 また同強化部長が「大学ナンバー1、ナンバー2のDF」と評価するのが、中野、山崎のふたりだ。中野は昨季も特別指定として開幕戦に出場し、インカレではベストDFにも選ばれて優勝に貢献。ウイングバック、また3バックの一角としてもプレー可能な中野は、昨シーズン大卒1年目でレギュラーを奪い、日本代表にも選ばれたMF満田に続く“ブレーク候補”と言える。また満田や、現在DFラインの主力として活躍するDF荒木らと同じく、ユースから大学を経てプロになった山崎も、広島が続ける育成戦略を体現する選手だ。3バックには佐々木、荒木、塩谷と実力者がそろうが、その牙城を崩せるか注目だ。

 一方、各大会で優勝を狙える位置にいるクラブとしては、おとなしいオフの動きにも映る。しかし足立強化部長は「今いる選手たちを伸ばすことも重要。スキッベ監督も、まだまだ(選手たちに)教えることがある、と言っている」と説明した。昨季は新型コロナの影響で、シーズン前のキャンプには参加できなかった同監督の下で、現有戦力の底上げも重要視。独自の補強と育成で結果を残してきた広島が、スキッベ監督2年目となる今季、さらなる進化を目指す。(記者コラム・金川 誉)

サッカー

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×