広島の森浦大輔投手が、球団の施設利用が可能となった5日、マツダスタジアム屋内練習場で自主トレを公開した。昨季まで新人から2年連続でチーム最多登板の左腕。「まずはケガしないで、しっかり能力を上げていけるような自主トレにしたいなと思います」と3年連続の50登板を目標に掲げた。
オフは球速アップを目的に、体重増に取り組んでいる。キャンプまでに74キロを目標に、現在は人生で最も重い72キロ。シーズン中は60キロ台のときもあったという。「夏場になると、体重が落ちる。ガリガリだったら力が出ない。今年はしっかり体重をキープして、調子の波をなくしていけたら」。肉や魚を中心に1日4食を平らげ、自身初の防御率2点台に向けて特に下半身強化につなげていく考えだ。
今季から指揮を執る新井監督は、守護神・栗林につなぐ勝利の方程式の構築を課題に挙げている。森浦は、昨季まで方程式の一角を担ってきた。「きついけど、その分やりがいはある。先発投手の勝ちを消さないように、栗林さんにつなげたときはうれしい。昨年は開幕1軍じゃなかった。今年こそはしっかり開幕からチームの力になりたい」と意気込んだ。