箱根駅伝3位の青学大が100回大会に向けて始動 欠場の若林宏樹は明日20キロ上り坂タイムトライアル

スポーツ報知
体調が回復し、第100回箱根駅伝に向けた初日の練習に参加した青学大の若林宏樹(左)

 第99回箱根駅伝(1月2、3日)で3位となり、連覇を逃した青学大は激戦から一夜明けた4日、第100回大会に向けて早くも始動した。原晋監督はTBS系の情報番組「ひるおび」に生出演し、その後、相模原市のキャンパス内の競技場に直行し、チームを熱烈指導した。5区(2日)に出場予定だったが、1日朝に体調不良を訴えて欠場した若林宏樹(2年)も回復して練習に参加。5日に神奈川県内で20キロ上り坂タイムトライアルを行うことが決まった。青学大は覇権奪回へ本気になっている。

 東京・赤坂のTBSで情報番組「ひるおび」に出演し、笑顔を見せていた原監督は、相模原市のキャンパスに戻ると表情を一変させた。最近の数年は箱根駅伝後、3年生以下の新チームに移行するが、今回は4年生を含めて全員が集合。「我々は箱根駅伝が終わった後の1月4日が正月だから、まずは新年のあいさつ。明けましておめでとう」と選手に呼びかけた後、100回大会に向けて言葉に力を込めた。「最近は箱根駅伝が終わった後、4年生は引き継ぎもせずにさっさと退寮し、チームを離れるけど、今年は以前のように1月31日までチームの一員として活動してもらいます。4年生は成功したことも失敗したことも後輩に伝えてほしい」と指揮官は話した。

 グラウンドでのミーティング後、それぞれの体調に合わせて各自練習がスタートした。6区で区間最下位と大苦戦した西川魁星(4年)も時折、笑顔を見せながらストレッチなどを行った。

 今大会では5区予定だった若林が1日に体調不良を訴えて欠場。代わりに6区予定だった脇田幸太朗(4年)が5区を走り、区間9位。脇田に代わって6区を走った西川がブレーキ。実は、連覇へ方程式はレース前に崩れた。

 2日間、休養した若林は体調が回復し、練習に合流。「箱根駅伝は選手寮のテレビで見て応援していました。チームが優勝できずに悔しいです」と静かに話した。

 箱根駅伝前の体調についても説明。「12月30日から体調が少しおかしいと感じていました。全く走れない状態ではありませんでしたが、脇田さんと西川さんを信頼していましたので、自分の体調が万全でなければ走るべきではない、と考えて、監督に伝えました」と明かした。

 この日の練習後、原監督は若林と、4区登録から当日変更で補欠に回った黒田朝日(1年)を呼び、体調を確認すると、5日に神奈川県内で20キロ上り坂タイムトライアルを行うことを提案した。「せっかく箱根駅伝に向けて練習と調整をしてきたのだから、本番に即した練習をした方がいい」と原監督は箱根駅伝2日後のタイムトライアルの狙いを明かした。

 1年時、若林は5区を1時間10分46秒で区間3位と力走し、優勝に貢献。「若の神」と呼ばれた。2年時はさらに成長し、原監督は「若の神から若乃神に出世しましたよ」と期待していたが、本番直前にまさかのアクシデントで欠場となった。

 箱根駅伝を制して今季3冠を果たした駒大は5区で山川拓馬(1年)が、前回の若林より1秒速い1時間10分45秒の区間4位と好走した。青学大が100回大会で駒大にリベンジするためには若林がキーマンとなる。無念の欠場から2日後の上り坂タイムトライアルに向けて若林は「今の力を出し切りたいです」と冷静な表情で熱い思いを明かした。

 第100回箱根駅伝まで、あと363日。青学大は、本気のスタートを切った。

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