昨年大みそかに放送された「第73回NHK紅白歌合戦」(第1部平均31・2%、第2部平均35・3%)の毎分の視聴率が4日、明らかになり、関東地区の瞬間最高視聴率が世帯39・5%(個人28・4%)だったことが分かった。
瞬間最高をマークしたのは午後11時39分、出場全歌手の大トリを務めた白組の福山雅治(53)が「桜坂」を歌い終え、万感の表情を浮かべるシーン。昨年の39・3%は上回ったものの、2年連続での40%割れとなった。
歌手別の2位は紅組トリで「希望のうた」を歌い上げたMISIA(44)が記録した37・7%。桑田佳祐(66)率いる豪華メンバーの「時代遅れのRock’n’Roll Band」、AIで再現された「荒井由実」との共演を果たした松任谷由実(68)ら特別企画のレジェンドアーティストが続いた。
毎分の視聴率推移は例年、第2部の中盤以降のアーティストに集中するが、なかでも健闘したのは午後9時20分ごろに放送された特別企画の「ディズニースペシャルメドレー」。司会の大泉洋(49)と橋本環奈(23)による「星に願いを」のデュエットや、ミッキーマウスと紅白アーティストがコラボレーションした「ジャンボリミッキー!」などがお茶の間の注目を集め、36・7%を記録。その後のVaundy(22)の35・6%、ダチョウ倶楽部、有吉弘行(48)らも登場した「純烈」の36・0%につなぐ流れを運んだ。
なお、第1部の歌手別トップは前半のラストを飾った坂本冬美(55)の35・2%だった。(視聴率データは歌唱中の最高値で、いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)
年間最高視聴率はW杯コスタリカ戦
2022年の年間の高視聴率番組(関東地区)が4日、ビデオリサーチから発表され、サッカーのカタールW杯での日本×コスタリカ戦(テレビ朝日系)が世帯(42.9%)、個人(30.6%)ともに年間トップを記録した。スポーツ報知が集計した世帯のトップ10ではW杯の日本戦全4試合がランクイン。2月の北京冬季五輪で銀メダルを獲得したカーリング女子の試合も高い注目を集めた。