今春のセンバツ出場が確実視される慶応(神奈川)が4日、横浜市内の同校グラウンドで今年初の練習を行い、西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(1年)が「4番奪取」を今年の目標に掲げた。
「慶応の野球部としても、自分としても、いい1年になると思うので、その自覚を持って1日1日、大事に過ごしていきたいです」と決意を述べた勝児。初日から10キロ走やアメリカンノック、マスコットバットを使用しての500スイングとハードな鍛錬に取り組んだ。自ら率先して声を出し、笑顔で消化していった。「きついですけど、仲間と一緒に乗り越えたいです」と笑った。
昨秋の関東大会では4強進出に貢献。打順は7番と6番だった。しかし「自分的には4番を打ちたいです。クリーンアップの3人よりも打って、4番を打ちたい。ずっと4番がいいと思っていました」と向上心をあらわにした。これまで練習試合では4番の経験があるものの、公式戦ではまだない。野心を胸に、まずは一心不乱にバットを振る。
◆清原 勝児(きよはら・かつじ)2005年5月1日、東京・港区生まれ。17歳。幼稚園年長から野球を始め、小学時代はオール麻布でプレー。小6時にはジャイアンツジュニアに選出された。中学時代は世田谷西シニア。慶応では昨秋から三塁のレギュラー。50メートル走6秒5。173センチ、81キロ。右投右打。兄は慶大2年の正吾内野手。