駒大の箱根駅伝優勝を1分前に速報する記事に完敗して思うこと 悔しいけど、悔いはなし

スポーツ報知
ゴールする駒大・青柿響(カメラ・今西 淳)

 第99回箱根駅伝。伝統の継走は今回も激闘だった。

 駒大が10時間47分11秒で、2年ぶり8度目の総合優勝を飾った。同時に史上5校目でチーム初の学生駅伝3冠を達成。64歳の名将、大八木弘明監督は優勝会見で3月限りで退任することを表明し、藤田敦史ヘッドコーチが後を引き継ぐことが決まった。

 1分42秒差の2位は中大、7分14秒差の3位は青学大だった。

 シード権(10位以内)を巡る争いも激しかった。

 学生ランナーの奮闘を伝えるため、弊社、スポーツ報知を含めた多くのメディアが多くのネット記事をアップした。箱根駅伝を後援するスポーツ報知では、学生ランナーに寄り添い、そして、正確な記事を出稿することを第一としている。

 駒大の優勝を伝える記事では、勝者に最大限の敬意を示し、誠意をもって執筆した。ただ、残念ながら、多くの読者に読んでもらえることはなかった。

 駒大のアンカー青柿響(3年)が優勝のゴールテープを切った時間は13時24分1秒(それは公式記録に明記されている)。だが、同業他社の2社は13時23分配信で「駒大優勝」を速報で伝えた。ポータルサイトでは、その「フライング」の記事がトップ記事に採用され、アクセスランクの上位に進出した。

 「フライング」をする他社を責めるつもりはないし、その権利もない。

 アクセスランクで敗れて、悔しいし、正直、愚痴でもある。でも、敗れて悔いなし、という気持ちもある。

 メディアとしてアクセス数を稼ぎたい、という下心があることは否定しない。でも、それ以上に、懸命に走る学生ランナーに恥じない仕事を続けていきたい、と思っている。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)

 ※ゴールした時間の表記を「午後1時24分1秒」から公式記録に記された「13時24分1秒」に修正しました。

スポーツ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×