【箱根駅伝】駒大新監督は藤田敦史ヘッドコーチ、大八木監督就任時に”常勝”の礎を築いた教え子

スポーツ報知
99年の箱根駅伝で4区を走り、区間記録の駒大・藤田(右)

◆第99回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 駒大が10時間47分11秒で2年ぶり8度目の総合優勝を果たし、昨年の出雲全日本選抜、全日本と合わせ、史上5校目の大学駅伝3冠を達成した。往路首位からスタートし一度も首位を譲らず完全V。全区間5位以内でつなぐ選手層の厚さで逃げ切った。レース後、大八木弘明監督(64)は3月限りで総監督へと退く意向を表明。藤田敦史ヘッドコーチ(46)が後任監督となる。来年の100回大会は新体制で史上初の2年連続3冠に挑む。(晴れ、気温4・5度、湿度50%、北北西の風1メートル=午前9時現在=日本気象協会調べ)

 * * *

 来季から駒大の監督に就任する藤田ヘッドコーチは、大八木監督の後任として最もふさわしい指導者だ。

 1995年、大八木監督がコーチに就任した同じタイミングで駒大に入学した。藤田コーチが出場した大会では96年大会から順に1年時12位、2年時6位、3年時2位、4年時2位。指導者としてのキャリアをスタートさせた大八木監督とエースだった藤田コーチが中心となり、98年度は出雲、全日本で2冠を達成するなど、駒大は現在の常勝チームの礎を築いた。

 藤田コーチが卒業した翌年の2000年に駒大は悲願の初優勝を果たした。その時、4区を走り、主将を務めたのが国学院大の前田康弘監督(44)だった。「藤田さんは尊敬する大先輩。思いっきりアタックしていきたい」と目を輝かせて話す。

 東洋大の酒井俊幸監督(46)は藤田コーチと同じ福島県出身で同学年。「同じ地区なので、高校時代からよく知っています。本当に尊敬できる選手であったし、今も良い指導者。お互い刺激しあって高めていきたいです。大八木さんには『あとは藤田と頑張れ』と激励されました」と話した。

 大八木監督の薫陶を受けた藤田コーチは、駒大の伝統を引き継ぎ、さらに新しい色を加えて進化させていくはずだ。(竹内 達朗)

 ◆藤田 敦史(ふじた・あつし)1976年11月6日、福島・東村(現白河市)生まれ。46歳。清陵情報高から駒大に進み、4年連続で箱根駅伝に出場。99年に富士通へ入社。2000年の福岡国際マラソンを2時間6分51秒で制し、当時の日本新記録を樹立。世界陸上は99年セビリア大会6位、01年エドモントン大会12位。13年に引退し、15年4月から母校・駒大でコーチ就任。

スポーツ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×