【駅ペン】駒大はまるで石原軍団「チーム(軍団)に対する強い帰属意識と信頼感」で共通

スポーツ報知
2年ぶり8度目の総合優勝を果たし、選手たちに胴上げされる駒大の青柿(カメラ・宮崎 亮太)

◆第99回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 駒大の大八木弘明監督(64)と言えば、運営管理車から叫ぶ「男だろ!」の熱い激励が代名詞だ。

 その言葉は「男女差別」という意見もある。私はその意見を尊重した上で、「単純に男女差別でくくられる言葉ではない」と考える。

 駒大の大八木監督と選手はほぼ一年中、寝食を共にして箱根駅伝、さらには、その上の高みを目指している。「男だろ!」というゲキを受けたい選手が駒大の門をたたく。その熱い関係性こそ重要だと思う。

 「男だろ!」の前には省略されている言葉もあるのでは、と私は考える。例えば「(お前はこのために頑張ってきた)男だろ!」と、選手に今、走っている意味を思い出してもらう狙いもあるのではないだろうか。

 駒大の藤田ヘッドコーチは、大八木監督について語る時「大八木が~」と話し、決して「大八木監督」と呼ばない。身内に敬称をつけないことは一般常識でもあるが、その徹底ぶりにいつも感心させられる。石原軍団時代の舘ひろしが、生前の渡哲也さんを「うちの渡が~」と呼んでいたようなカッコ良さがある。

 駒大駅伝チームと石原軍団に共通することは、「男らしさ」というよりも自分のチーム(軍団)に対する強い帰属意識と信頼感だ。

 来年以降の箱根駅伝では、運営管理車には監督を引き継ぐ藤田ヘッドコーチが乗車することになるだろう。「男だろ!」のゲキも引き継いでほしい。そして、総監督になる大八木監督には、各区間の勝負どころの沿道で「男だろ!」とゲキを飛ばしてほしい。(竹内 達朗)

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