【箱根駅伝】原晋監督「上り坂、下り坂、まさか」6区14年ぶり区間最下位 青学大連覇ならず

スポーツ報知
6区・西川(左)から7区・佐藤へタスキが渡る(カメラ・竜田 卓)

◆第99回東京箱根間往復大学駅伝競走復路 (3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ)

 連覇を目指した青学大は6区で西川魁星(4年)が33年ぶりに出場した09年大会以来、14年ぶりの区間最下位に沈むなど苦しみ、総合3位に終わった。

 青学大の連覇は事実上、箱根山中でついえた。6区の西川魁星が往路トップの駒大と2分3秒差の3位で芦ノ湖をスタートしたが、序盤から全くスピードが乗らなかった。駒大を追うどころか4校に抜かれて7位に後退。小田原では駒大と7分4秒の大差がついた。

 「体が動かなくて焦って頭が真っ白になった。レースはほとんど覚えていません。函嶺洞門(17キロ地点)で家族が応援に来ていたはずですけど、全く分からなかった。でも、残り1キロで往路組の3人(目片将大、近藤幸太郎、太田蒼生)が応援してくれていることだけは分かりました。そこから最後の力を絞り出したつもりですけど…」。区間最下位に終わった西川は涙をこぼしながら話した。

 5区予定だった若林宏樹(2年)が1日に体調不良を訴えて欠場。代わりに6区予定だった脇田幸太朗(4年)が5区を走り、区間9位。脇田に代わって6区を走った西川がブレーキ。実は、連覇への方程式はレース前に崩れていた。

 原晋監督(55)は「故障者を出してしまった監督の責任です」と殊勝に話した。ただ、その後、原節も。「箱根駅伝には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そして、まさか、です」。不発に終わった「ピース(平和)大作戦」について「ピース(部分)が2区間で欠けた」と自虐ジョークでレースを総括した。

 7区では8位まで後退。9区で岸本大紀(4年)が区間賞の激走で5人抜き。3位まで盛り返し、前年覇者の意地を示した。「自分の仕事はできました」と前を向いて話した。

 5区の脇田、6区の西川はともに努力を重ね、4年目にして3大駅伝初出場を果たした。苦しい走りとなったが、競技に取り組む姿勢は後輩の見本だった。

 4日、原監督はTBSの情報番組に出演し、その後、新チームの練習を指導する。青学大は青学大らしく、100回大会に向けて再び走り始める。(竹内 達朗)

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