【箱根駅伝】関東学生連合・新田楓、独走も残り3キロで左足がつった「頼む来ないでくれ」

スタートから一時は首位を独走する快走を見せた関東学生連合1区の育英大・新田颯(カメラ・泉 貫太)
スタートから一時は首位を独走する快走を見せた関東学生連合1区の育英大・新田颯(カメラ・泉 貫太)

◆報知新聞社後援 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日午前8時、東京・大手町の読売新聞社前をスタートした。レースは関東学生連合・新田颯(育英大4年)が500メートル付近で先頭に立ち、1・5キロ付近では後続に10秒の差をつけた。差はさらに広がり、新田は3キロで8分42秒、後続との差は190メートルほどついて、“独走”状態となった。

 しかし1区のポイントとなる六郷橋を登り切った残り約3キロで「左足がつり始めた。それまで結構乳酸もたまっていたこともあった」とスピードが落ちた。「後ろと1分半と聞いていたのでこのままもてばと思っていたんですが、もう足が結構限界来ていたので、頼む来ないでくれと思っていましたね」。全力で足を回したが、ラスト1キロで明大・富田峻平(4年)に並ばれ、抜かれた。

 それでも、タスキは3番手でつないだ。人々の記憶に残る力走を見せ「学生連合のキャプテンとして自分をアピールしようという思い、ここで育英大も宣伝しようという気持ちで走りました」とすがすがしい表情で語った。

スポーツ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×