巨人・岡本和真内野手(26)が、主将1年目でのV奪回を新年の誓いとした。8年間務めた坂本から引き継ぐ形で、今季から巨人軍第20代主将となる背番号25は「しっかりと僕の方をみんな見ると思いますし、全員で優勝、日本一を目指して一丸となってやっていきたい」と自覚を持ってチームをまとめていく。
原監督にも主将・岡本和に一切の不安はない。「他に誰がいる? もう時期だと思うよ」と迷いなく指名した。さらに22年に3冠王に輝いたヤクルト・村上の存在も大きな発奮材料となるはずだ。原監督は言う。岡本和が20年から2年連続で本塁打、打点の2冠に輝いたことから「村上という選手の大きな成長。それまで守備、打撃、勝負強さにしたって和真のほうが上だった」と断言。「非常に大きな刺激となって全てが変わるというところをファンには見てほしい」と自軍の主砲が証明してくれると確信する。
22年は不振で8月半ばから定位置の4番を外れたが、指揮官は今季も背番号25を4番に据えることを頭に描く。「和真が4番で、しっかりと中田が後ろで支える形が理想だと思う。ただし、理想だけで用兵してしまうことはチームに対する最大なる冒とくでしょう。だから和真には4番を守り抜いてもらいたいね」。岡本和がいるべき位置であるべき姿を示すことが、巨人の復権の第一歩となる。