今季は女子ゴルフ界の「はんなりちゃん」川崎春花に注目…ショートアイアン武器に目指せ年間女王

スポーツ報知
川崎春花

 女子プロゴルフツアーは3月のダイキンオーキッドレディス(2~5日、沖縄・琉球GC)で今季開幕を迎える。昨季と同じ38試合が予定され、賞金総額は史上最高額の44億9000万円。昨季は2001年度生まれ「新世紀世代」の山下美夢有が5勝して1988年のツアー制施行後、史上最年少の21歳103日で年間女王に輝いた。またルーキー(20、21年度プロテスト合格)も奮闘して3人が初優勝を飾り、ニューヒロインも続々と誕生。若手が席巻するツアーで、今季はプロ2年目を迎える川崎春花(村田製作所)の台頭が、予感される。

 川崎はするするっとビッグタイトルをつかんだ。ルーキーイヤーの昨季前半戦は下部のステップアップツアーが主戦場だったが、8月に下部ツアーの「山陰ご縁むす美レディース」でプロ初優勝。ここから快進撃が始まった。2週後、予選会から出場した「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で、大会最年少となる19歳133日でツアー&メジャー初Vを飾った。地元・京都で4打差を鮮やかに覆し、「信じられない」と涙なしの逆転Vだった。

 初優勝後は急な環境の変化に戸惑って、2戦で予選落ちが続いたが、その力はすぐに証明された。同10月のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースで早くも2勝目。今度は自身初の最終組で逃げ切った。シーズン終了後の12月には、21年11月のプロテストに合格した94期生21人での新人戦 加賀電子カップも制し、明治安田生命新人賞を受賞した。

 ショートアイアンが最大の武器。昨季はレギュラーツアー21試合に出場してパーオン率は72・0486。精度の高いショット力は、新人戦で同組だった昨季下部ツアー賞金女王の桜井心那が「差を感じた」と舌を巻くほど。「流れが悪い中でも我慢することを考えながら、できるようになってきた」と冷静なマネジメント力にも定評がある。また、ここまでの2勝はいずれも4日間大会。今季は38試合中その半数が4日間大会のため、強さが発揮されそうだ。

 オフは7歳の時、ゴルフに導いてくれた父・太郎さんと合宿を敢行する。課題を明確にしており、100ヤード以内の距離のショットには、さらに磨きをかけ「アプローチとパットがまだまだ」と猛練習に励む。

 山下が昨年の伊藤園レディスを制して年間女王を決めた同じコースでの新人戦優勝後、堂々とプロ2年目の今季への抱負を述べた。「メルセデス・ランク1位を目指して頑張りたい」。山下の21歳103日を超える、88年以降では史上最年少での「年間女王」のタイトルを掲げた。「海外メジャーにもチャンスがあれば挑戦したい」と目を輝かせる、京都出身の19歳は「はんなりちゃん」との愛称で人気も上昇中。2023年のツアーの“顔”となるか―。

 

 ◆川崎 春花(かわさき・はるか)2003年5月1日、京都市生まれ。19歳。父親と姉の影響で7歳からゴルフを始める。幼少時はツアー通算29勝の吉川なよ子にも習っていた。大院大高で2年時の20年に全国高等学校選手権春季大会優勝。3年時の21年11月のプロテストに一発合格。ツアー通算2勝。スポーツ歴は水泳。憧れは07年賞金女王・上田桃子。158センチ、51キロ。家族は両親と姉。

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