【仙ペン】大勢1面大賞 原監督のV4抑えた 来年は秋広にかけたい

スポーツ報知

 原監督、V4ならず…と言われても何のコトやらと思われるでしょうが、年末恒例の「巨人1面大賞」です。指揮官に待ったをかけたのは、新人王に輝いた守護神の大勢でした。来年3月のWBCでは「スポーツ報知の顔」から「日本の顔」への大出世を激しく希望します。2022年も、ご愛読ありがとうございました。みなさん、良いお年を。

 大型補強に成功すれば強欲だ、金満体質だと非難され、そうじゃなければ「盟主の威信も地に落ちた」と腐される。我らがジャイアンツ。どう転んでもバッシングされる運命みたい。

 不思議なことにアンチの人ほど巨人のことを過大評価している。いやいや、12分の1球団に過ぎないんですから。「球界を牛耳っている」なんて買いかぶってもらっても迷惑だ。

 原監督なんてクールなもんですよ。例えばセ・リーグのDH制。指揮官が提唱しながら、実現の見通しは立ってない。「もっと監督や球団がバーンと言ったら簡単に通るんじゃないですか」と言ったら苦笑されたことがある。

 「昔は巨人の発言力が強い時もあったかもしれないけど、今はそういう時代じゃないよ。粘り強く訴えていくしかないね」

 この「悪の帝国」的な古~い巨人観。いい加減に上書きしてほしいところだけど、ノンフィクションの世界でも根強い。例えば「豪球復活」(河合莞爾氏・講談社)。個人的には今年のミステリー大賞です。「俺は消えるボールで人を殺した」という帯の文句だけでもグッときませんか。

 ただ気になるのは極めつきのヒールとして作中に出てくる球団のこと。本拠地は「首都ドーム」で指揮を執るのは「原岡監督」。さらに強打の捕手「阿川秀太郎」って、これジャイアンツ以外のどこよ。

 でも、考えてみればありがたいことでもある。「悪名は無名に勝る」―。ことスポーツやエンタメの世界では絶対的な真実だ。声援もブーイングも存在を認知されてこそのもの。爪痕を残した証しだ。

 そんなわけで「巨人1面大賞」。原岡…じゃなくて原監督の4連覇を阻止したのは、堂々のルーキー守護神でした。偉い。

 グラウンド内外でロクなことがなかった今季(内外なんて言うと外では何があったとツッコミを受けそうだが…)。大勢だけが心のよりどころだった。来たるWBCでは、その名を世界にとどろかせてほしい。

 さて鬼に笑われるけど来年の「1面大賞」。ここは石の上にも3年目。秋広の一択にかけたい。スポーツ報知の読者にはおなじみでも、まだまだ世間では無名の存在。ジャイアンツ球場のローカルスターから全国区へ。「続・豪球復活」には「春広」でも「夏広」でもいいから登場してくれたらうれしい。

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