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宇野昌磨が3年ぶり5度目の全日本制覇 後半に試合で初投入の3連続成功「頭には入れておこうと」全日本男子フリー一問一答

男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

▽全日本選手権 男子フリー(12月25日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 ショートプログラム(SP)首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)は、191・28点、合計291・73点で3年ぶり5度目の優勝を飾った。前半に2本の4回転をミスするも、基礎点が1・1倍になる後半に4回転トウループからの連続ジャンプを2本、最後にはトリプルアクセル(3回転半)からダブルアクセルを2本つける初めて試合で見せたコンビネーションを決め、得点を稼いだ。2位以下に約40点の差をつける圧巻Vだった。宇野の演技後の一問一答は以下の通り。

男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

◆ミックスゾーン

 ―演技終えての感想を

 「えー、素直に優勝、そして自分の演技内容をうれしく思います。まああの、前半結構ミスも出てしまいましたし、その分、前半失敗して、後半頑張ろうという意識もしっかり後半にも出ていたと思いますし。ほんとになんか、4回転サルコーは練習では跳べていたものの、たくさんの選手の状態とか、氷とか見ていると、失敗の可能性が高いだろうなとは思っていたので。次のフリップは、ちょっと、氷の影響とかではなく、自分の失敗だったので。その後、トウループとアクセル、しっかりその次のジャンプをトリプルアクセル単発にして、いったん落ち着いてから、後半しっかりやるっていうのが、すごい本当に冷静に自分の状況を再現できたのかなと思います」

 

 ―最後の3連続ジャンプについて

 「あれは練習では、入る前日に、ここ3連続、最後アクセルフリップじゃなくてもいいじゃんっていうことに気付いて。すごい簡単に跳べるジャンプなので、頭には入れていこうと思って。前半ほんと失敗した分、これをやらないとどうにか順位に直結するとか、まあ全員見ていたので、そうじゃないとはいえ、前半失敗している分、やっぱ後半を頑張りたいなっていう。ここで、失敗しているからこそ、なんか、いつもできないことをやりたいなっていう気持ちもありましたし。それでもあの、後半トウループに関しては、しっかりと練習してきたものができたことにすごくうれしく思います」

 

 ―(音声乱れで質問不明)

 「ほんとにいい練習が昨日まで積めてきたと思います。そして公式練習、前日練習、全て良かったと思います。まだまだ成長したいと思っていますし、そして、この構成は、今回は失敗しましたけど、練習では自分の中で普通になってきているので。また一歩難易度を上げたプログラムっていうのも考えていきたいなと思っているので、そういったところも頭に入れながら、次の大会、多分僕はだいぶ先になると思うので、色々試していきたいなと思います」

 

 ―世界選手権では連覇懸かる

 「そうですね。その、みなさんがどんな状況、コンディションで出るか分からないですけども、僕が今のコンディションで、これからこの数か月の間に、もっとレベルアップしていけば、十分優勝を狙える位置にいるとは思いますけども。ほんとに僕自身が、これは昔からですけど、何かの大会で成績を残したいとか、そういった意志でスケートをやっていないので。だからこそ、こうやって五輪終わって、世界選手権でも優勝したあとでも、モチベーションが全く衰えることなくできているのは、そういった理由になってくるんですけども。だからこそこの連覇ということを期待されるところは、本当に練習は連覇できるように最善を尽くしたいと思いますけど、実際試合になったならば、連覇というものではなく、自分がフィギュアスケートに関して何をやり残しているのか、何を表現したいのか、何を成し遂げたいのかってことを追求していきたいなと思います」

 

 ―演技時間オーバーしてでも、最後の3連続入れたかった?

 「そこまで深いこだわりっていうのはなかったんですけど、それでも、その、できるだろうなとは思っていたので、まあただ曲にはめちゃめちゃ遅れるのは覚悟でしたし、それでもその点数というのを追求したときに、遅れることよりも、このアクセルをもう1個つけることの方が点数が伸びると思いましたし、それがステファンも、僕の周りの方は僕以上にそこにこだわりがあったと思うので、それはみなさんが喜んでくれて、僕はうれしく思いますけれども。僕自身はコンビネーションというものには、SP終わった時も言いましたけども、そこまで深いこだわりはもっていなくて、僕は1個目さえうまく決まればできるんだっていう意志はあるので。そこは自分がダブルにしたならば、それはそれでいいと思っていますし、それも今後は変えずにやっていきたいと思いますし、こうやって僕がダブルでもいいって言えるのは、練習で毎日欠かさず後悔ない練習を積んできているからこそなので。全くその、もう、できなかったことに後悔することは全くないです」 

 ―難易度上げるとは?

 「うーん、3A―3Aを入れる。例えば4回転をもう1個増やすとなったときに、今の僕のジャンプ構成からいくと、アクセルをくっつける以外、入れることが不可能なので。あとは4回転を新しく種類を増やす前に、セカンドにアクセルをつけなければいけないというところがちょっと、僕の課題といいますか。新しく4回転をやる前に、やらなければいけない構成になってくるので。そういったところ、まあ、多分1点、2点くらい上がると思うんですよね。GOEも合わせると、どうしてもトリプルジャンプを一つ入れないといけなくなるので、GOEの分で点数がちょっと下がってしまうので、基礎点が高かったとしても、ちょっと2点くらいしか変わらないと思うんですけど、それでも、その先を見据えた時、必要になってくる構成なので、練習ではやっていきたいなと思っています」

優勝して笑顔でスタンドに手を振る宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
優勝して笑顔でスタンドに手を振る宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

◆会見

 ―振り返って

 「えー、SP、フリーともに全然練習してきたものよりは内容はよくないかもしれませんけど、自分としてはすごい良い演技だったかなと思っていて。もちろん、フリーも二つ前半失敗がありましたけれども、その分後半の部分で、いつも通りできましたし。試合なので、練習できていたものが試合で失敗するのはよくあることなので、全然焦りもしませんでしたし、ほんとにまた今後に、レベルアップにつながるいい試合だったなと思います」

 ―G線上のアリアはバッハの曲(曲の背景を聞いて)

 「えー、そうですね。ほんとに素晴らしいストーリーがあるっていうのは、今知りました(笑い)。そうですね。僕は素晴らしい曲を使わせてもらっている立場ですけど、あのー、僕はどうしても、競技としてフィギュアスケートをすごく見つめてしまっているので、そのストーリーとか何を表現したいとか、今の点数の採点的にもどうしても影響されずらい部分が大きくあると思っていて、僕の今の今日の演技で、90点、下の点数が出ていたんですけども、どれだけ頑張ってもあと10点しか出ないっていう現状を判断したときに、やはりジャンプを頑張らなければいけないってところを思っているので。現役が終わってから、ストーリーをどう表現していくかを追求できればなと思っています」

 ―同門の2位島田について

 「はい、えー、僕にとって高志郎君っていうのは、もちろん最近はスイスに僕、全然行ってないんですけども、あの、去年とか一昨年か、すごい長い間、シャンペリーに行っていて、すごい団結感を持って一緒に練習していた時期もありますし。僕はスケーターとしての高志郎君をすごい応援していますし、彼がほんとに自分が満足いく結果とか、それをそうなるようにすごく望む、一番そのやっぱり、他の選手と比べても、付き合いが長いので。僕が高志郎君とずっと、同じチームになる前から知り合いで、ずっとゲームを一緒にしていたので、僕にとっては、もちろんスケートという共通点はありますけど、僕はどっちかって言うと、友達というか、ゲーム友達というか。すごい仲良くさせていただいていて、その分やっぱりすごく頑張って欲しいなって。今回も表彰台に、僕の隣に一緒に表彰台に乗って、すごく感慨深いものがありました」

 ―男子は接戦だった。前の選手の演技見ながら

 「えー、僕はどの試合に出る時も、全選手自分の前であるときに、全選手の演技を見るんですけど、あのー、まあ今回も見ていて、やっぱりエッジ系のジャンプが今回のリンク、みなさん苦戦しているなと思っていたので、僕も練習では気を付けていたんですけど、どうしても試合という、練習があまりない、すぐ跳ばなければいけない中で、難しくなってくるなってイメージしていたんですけど、やっぱりそれが試合に出てしまったなと思いますし。僕の前が高志郎君だったので、そのー、すごい一つ一つのジャンプ跳べる度に、自分のことのようにうれしかったですし、まああの、演技前のステファンは、もう僕のことではなく、高志郎君のこと喜んでいたので、僕もすごくうれしかったですし、演技後もステファン見たら、僕の方見てなかったので。ほんとに、僕も全然、それに何とも思わないですけど、うれしく思っていました」

男子フリーで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
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