【ソフトバンク2023ブレイク予報】カリブの160キロ右腕“スアレス2世”1軍デビューなるか

スポーツ報知
ソフトバンク・フェリックス(右は鶴岡通訳)

 スパーリングパートナーとは思えない快投だった。クライマックスシリーズ(CS)第1ステージを目前に控えた10月6日のペイペイD。1軍選手の調整として行われたシート打撃のマウンドに、ドミニカ出身の育成右腕のマイロン・フェリックス投手(23)が立った。

 野村勇を156キロの直球で追い込むと、最後はカーブで空振り三振。正木は156キロの直球で詰まらせ、中飛に抑えた。続く佐藤直には四球を与えたが、海野は三ゴロ、周東を遊ゴロに料理。「自分のアピールポイントは真っすぐ。94マイル(151キロ)は常に出て、良い時は98マイル(158キロ)まで届くんだ」と話していた通り、最速156キロを3度マークするなど、直球は全て150キロを超えた。

 190センチの大きな体から投げ込む角度ある速球が最大の武器。3軍戦では自己最速の160キロをマークした。「スライダーとチェンジアップも自信があるんだ」。ウエスタン・リーグでは昨季、12試合に登板し、0勝1敗、防御率3・63。練習後には日本語の習得などにも励み、異国の地で心身ともに成長を遂げている。

 プロ野球遊軍として取材した16年2月のキャンプでは、スアレスの150キロ台半ばの速球に目を奪われた。阪神移籍後はクローザーを務め、22年は米パドレスで貴重なリリーバーとして活躍。フェリックスにはスアレスのような成長曲線を期待してしまう。

 「日本はすごくハードワークする野球。自分の足りないところをしっかり矯正して、育成からはい上がることができるように頑張りたい」。ロッテから加入のオスナ、モイネロと外国人リリーバーが君臨する中、カリブの剛腕が支配下登録を勝ち取れば、さらに厚みが増してくる。(前プロ野球担当・表 洋介)

 ◆マイロン・フェリックス(Mailon Felix)1999年11月29日、ドミニカ共和国生まれ。23歳。リセオ・ソルアナノラン高から21年10月にソフトバンクと契約。阪神に在籍したドリスと地元が同じ。昨季は2軍戦で12試合に登板し、0勝1敗、防御率3・63。190センチ、81キロ。右投右打。

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