【2023年注目馬】無限の可能性秘めるハピ 横山典弘騎手「ブエナビスタみたい」

スポーツ報知
横山典弘騎手が高く評価するハピ

 まれに、取材対象者から“逆質問”を受けることある。チャンピオンズCのレース後取材がそうだった。3着のハピ(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎、父キズナ)に騎乗した横山典弘騎手は記者陣に対し、「パドック、見られましたか?」と問いかけた。

 ハピが周回する姿を思い出す間に、横山典騎手は言葉を続けた。「まだまだ子供みたいな体形をしている。周りが重戦車みたいな中できゃしゃに写るし、乗ってもこんなことができるという雰囲気を出さない」。確かに数字だけ見ても、馬体重466キロは昨年のチャンピオンズCで断トツの軽量(次位はオーヴェルニュの480キロ)。同じ3歳で参戦したクラウンプライド、ノットゥルノが500キロ台であることを考えても、いわゆる“ダート馬らしい”体形ではない。

 鞍上が評価したのは精神面だ。「肝が据わっている。バタリともしない。ブエナビスタみたい」。ダートの3歳馬を例える際、G16勝の名牝の名前が挙がるとは思わなかった。それほど、自信や落ち着きぶりが傑出しているのだろう。

 レースぶりも見せ場十分だった。インで折り合い、残り約400メートル過ぎからスパート。1列前で運んでいた2着クラウンプライドには及ばなかったが、連覇を狙ったテーオーケインズの追い上げは首差でしのいだ。「来年、再来年と時間が経てば、すごいことになる」と横山典騎手。実績馬に加え、覚醒したジュンライトボルトなどもひしめき合うダート戦線だが、無限の可能性を秘めるハピが23年の主役候補だ。(水納 愛美)

競馬

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×