【去る人ソフトバンク編】“ミギータ”真砂勇介、社会人野球の強豪・日立製作所へ 新しい家族と先輩に感謝

スポーツ報知
真砂勇介

 昨季限りでソフトバンクを退団した真砂勇介外野手(28)は、今年から社会人野球の強豪・日立製作所でプレーすることを決断した。

 西城陽高(京都)から12年ドラフト4位で入団。右の柳田こと“ミギータ”として期待され、20年には50試合で打率3割1分4厘を記録。21年も自己最多の79試合に出場したが、昨季は柳町や「筑後ホークス」と呼ばれた谷川原、増田ら若手の台頭もあり、29試合の出場にとどまった。10月17日に球団から戦力外通告を受け「楽しいこともありましたけど、思い返すとつらいことばかりで。自分の中では5、6年ぐらいで終わるかなと思っていたところを、10年目までやらせていただいた球団に感謝してます」と振り返った。

 その後12球団合同トライアウトを受験したが、他球団からの声はかからず。NPBでプレーすることを断念し、日立製作所で野球を続けることを決めた。家族ができたことも大きい。自身のインスタグラムで昨季中に結婚していたことを明かし「お互い支え合って楽しい明るい家庭を築いていきたいと思います」と報告した。

 まだ28歳。2軍では昨季も71試合で打率3割1分、8本塁打、38打点の好成績を残しただけに、プロ野球からの“引退”は惜しまれるが、その表情は晴れやかだ。オフの自主トレで弟子入りするなど、長年公私ともにかわいがってもらった師匠・柳田には「一番お世話になった先輩というのは間違いないので。何とか恩返ししたいです」。戦いの舞台を社会人野球に移し、先輩や家族に感謝を示していく。

 ◆真砂 勇介(まさご・ゆうすけ)1994年5月4日、京都市生まれ。28歳。藤ノ木小4年時に向島ベースボールで野球を始め、槙島中時代は京都木津川シニアに所属。西城陽高(京都)では甲子園出場なしも高校通算52本塁打。12年ドラフト4位でソフトバンク入団。通算180試合で打率2割1分9厘、3本塁打、16打点、5盗塁。185センチ、85キロ。右投右打。既婚。

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