【ソフトバンク2023ブレイク予報】右の大砲外野手が2年目の飛躍だ!激戦制し開幕スタメンの座つかむ

スポーツ報知
正木智也

■正木智也 ソフトバンクの“ブレイク候補”には正木智也外野手を挙げたい。1年目の昨季は35試合に出場し、打率2割5分4厘、3本塁打、5打点。シーズン序盤はプロの壁に苦しんだが、8月以降は打率3割1分6厘と適応し、2年目に期待を持たせる内容だった。

 プロ初出場は、4月7日のオリックス戦(ペイペイD)。いきなり「3番・左翼」に抜てきされたが、4打数無安打2三振。4試合で13打数2安打に終わり、2軍に降格した。「前半戦は全然通用しなくて、思い描いていたイメージとだいぶ違いましたね」。六大学リーグ通算10発の打撃を見つめ直した。

 「いろいろあるんですけど、ひとつは2軍の時に小久保さん(2軍監督)に膝の使い方を言われて、ずっと意識してやったのと、2軍で吉本(打撃)コーチに言われた(バットの)ヘッドの使い方、1軍に来てハセさん(長谷川打撃コーチ)に言われた脱力とか、いろんなことを吸収できたのかなと思います」

 コロナ禍で主力が大量離脱した8月下旬以降は1軍に定着。主に代打や、左投手が先発する試合でのスタメン起用が増えていった。昨季は右投手に打率1割9分2厘だった一方、左腕との対戦では2割9分3厘と結果を残した。8月28日の日本ハム戦(札幌D)では、1発を含む4打数4安打。藤本監督の信頼も日を追うごとに厚くなり「(対左は)自分のストロングポイントとして確立できたので、良かったかなと思います。あとは右投手をどう打つか。(外角に)逃げる球にどうやって対応するかだと思んですけど、もともと苦手意識はないので。秋のキャンプからちょっとずつ変えていることがハマり出して、継続してやっていけば、いい結果が出るのかなと」。打球の質にも手応えを感じ始めた。

 日本ハムからFAで近藤が加入。左翼を守ることが予想され、センターは牧原大が中心になるだろう。右翼のポジションも周東、上林、野村勇らライバルがひしめいている。大学時代に守った一塁も本格的に練習しているが、3年連続ゴールデン・グラブ賞の中村晃や、新外国人の“三振しない男”アストゥディーヨの存在もあり、レギュラー奪取は簡単ではない。

 それでも、主砲の柳田、栗原ら主力に左打者が並ぶ中で、右の大砲は貴重な存在だ。「ホームランはチームに流れを持ってこられるものですし、自分にとっても大きいもの。こだわっていきたいと思います」。当面の目標は開幕スタメン、そして2ケタ本塁打。正木の挑戦が始まる。(ソフトバンク担当・中村 晃大)

 ◆正木 智也(まさき・ともや)1999年11月5日、東京・大田区生まれ。23歳。池雪小2年時に池雪ジュニアストロングで三塁手として野球を始め、雪谷中時代は世田谷西シニアに所属。慶応(神奈川)では1年秋からベンチ入り。高校通算50本塁打。慶大では1年春からリーグ戦出場。4年時の全日本大学選手権でMVP。21年ドラフト2位でソフトバンク入団。182センチ、90キロ。年俸1300万円。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×