ロッテは26日、加藤匠馬捕手が中日に無償トレードとなることを発表した。
加藤は21年途中に現・中日の加藤翔とのトレードでロッテに入団。入団直後からマスクをかぶり、同年は57試合に出場するなどチームの優勝争いに貢献した。だが今季はルーキー・松川や佐藤都などの台頭もあり出場はわずか24試合で打率1割1分1厘。「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩は健在も、ロッテは田村がFAを行使せず残留し、松川、佐藤都ら若手も成長途中。中日は捕手の補強が課題となっており、2年ぶりに加藤を古巣へ戻す形となった。加藤はこの日球団を通じ「突然のことで驚いています。マリーンズでは約1年半と短い期間でしたが昨年はプロに入って初めて優勝争いを経験させていただきました。これからドラゴンズにまた戻ることになりますが、プロに入って優勝を経験したことがないので立浪監督を胴上げすることを目標に、その一つのピースとなれるように頑張りたいと思います」などとコメントした。