ファイターズジュニア竹内樹生主将「二刀流で結果残す」…NPBジュニアトーナメント27日開幕

ブルペンで力強い球を投げ込む竹内
ブルペンで力強い球を投げ込む竹内
打撃練習で快音を連発する竹内
打撃練習で快音を連発する竹内
練習中に笑顔を見せる竹内
練習中に笑顔を見せる竹内

 小学生の軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2022」が27日から、神宮球場(東京)と横浜スタジアム(神奈川)で開催される。2011年以来2度目の優勝を目指す北海道日本ハムファイターズジュニアは“スーパー6年生”の竹内樹生主将(12)=JBC日高ブレイヴ=が投打の軸。178センチ、75キロの最速125キロ左腕は「二刀流で結果を残したい」と闘志を燃やしている。

 セレクション参加者308人から選出された精鋭16人の中でも、竹内の存在感は別格だ。高校生顔負けの体から投げてはMAX125キロ、打っても年間20本塁打。元高校球児の父・輝章さん(44)の影響で野球を始め「食事は大人と変わらない。心配をしたことがない」と回転寿司では20皿をペロリ。幼少期に札幌ドームで見た大谷翔平(エンゼルス)の活躍は鮮烈で「160キロを投げたい」と目標を掲げている。

 憧れの少年団OBがいる。阪神からドラフト2位指名された東海大札幌の最速150キロ左腕・門別啓人(3年)だ。好きな選手は「啓人くん」と即答するほど。「もう阪神ファンになります」という崇拝ぶり。使用する黄色のグラブは昨年門別から譲り受けた宝物。ファイターズジュニア出身でもある先輩からは今夏、下半身を生かしたフォームとけん制の極意も教わった。「肘の負担が相当軽くなった。けん制も3種類から倍にレパートリーが増えた」と感謝は尽きない。

 球団OBの須永英輝監督(37)は「練習でも一番冷静に周りが見えている。球の角度とノビが素晴らしいし、飛距離も群を抜いている」と驚きを隠さない。11年ぶりの日本一へ、主将に抜てきされた竹内は「今は個人目標よりチームの勝ちだけを考えている。勝負どころで必ず仕事をしたい」。堂々と話す12歳がまもなく全国デビューする。

(堀内 啓太)

 ◆竹内 樹生(たけうち・たつき)2010年4月7日、北海道・日高町生まれ。12歳。門別小1年から野球を始め、JBC日高ブレイヴでは1番・投手。直球の最速は125キロ。178センチ、75キロ。左投左打。

ブルペンで力強い球を投げ込む竹内
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