◆フィギュアスケート ▽全日本選手権 第2日(23日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、3年ぶり頂点を狙う宇野昌磨(トヨタ自動車)は、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、今季世界最高の100・45点をマークした。
4回転フリップ、4回転―2回転の連続トウループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の全3本を降り、「丁寧に滑った。今できる最大限できた」とうなずいた。ただ、最後のスピンは練習してきたことが出し切れず、リンクサイドで見守ったステファン・ランビエル・コーチも、がっくりと崩れ落ち、宇野は苦笑いで両手を合わせて謝った。
得点を待つキス&クライには出場選手からの一言メッセージが書かれている。宇野が書いたのは「ブラボー!」。サッカーW杯カタール大会で、長友佑都がドイツ、スペインに勝った際に発言し、話題となったフレーズ。取材後に立ち止まり「僕、めっちゃW杯見ました。サッカーファンになりました」と笑顔。「フリーもブラボーな演技を」と報道陣に声をかけられると、苦笑いを浮かべた。