柔道男子100キロ超級・斉藤立、マスターズ大会初制覇 世界選手権代表入りが濃厚に

マスターズ大会で優勝した斉藤立(国際柔道連盟提供)
マスターズ大会で優勝した斉藤立(国際柔道連盟提供)

◆柔道 ▽マスターズ大会 最終日(22日、イスラエル・エルサレム)

 男女5階級が行われ、男子100キロ超級で世界選手権銀メダルの斉藤立(国士舘大)が初出場で優勝を果たした。決勝で世界ランキング1位のラヒモフ(タジキスタン)に崩れ上四方固めで一本勝ちするなど、5試合を勝ち抜いた。

 今大会は世界ランキング上位者らで争われ、来年5月の世界選手権(ドーハ)日本代表選考大会の一つ。斉藤は10月の世界選手権で2位。今月上旬のグランドスラム(GS)東京大会はけがのため欠場。「ここは相当勝負になる試合。一戦一戦自分の柔道を出し切って、泥臭くても、何を言われても結果を求めてやっていく」との決意で臨んでいた。昨年の世界王者で今大会3位だった影浦心(日本中央競馬会)を上回り、2大会連続の代表入りがほぼ確実となった。

 同90キロ級は村尾三四郎(東海大)が制した。GS東京大会で優勝した増山香補(パーク24)は1回戦で敗退し、選考レースで一歩リード。女子78キロ超級で東京五輪女王の素根輝(パーク24)は準々決勝で敗れたが、敗者復活戦と3位決定戦を制した。冨田若春(コマツ)は初戦の2回戦で敗退。男子100キロ級は東京五輪金メダルのウルフ・アロン(了徳寺大職)が1回戦、世界選手権代表の飯田健太郎(旭化成)も2回戦で屈した。

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