サッカーのカタールW杯は18日(日本時間19日)に閉幕。森保ジャパンのジャイアントキリングを始め、国内のW杯熱を押し上げる役割を担ったのが、インターネットテレビ局の「ABEMA」だ。日本で初めて全64試合の無料生中継を敢行し、インターネット配信の限界へと挑んだ挑戦は大成功を収めた。国内W杯放送の“新しい景色”を示した藤田晋代表取締役(49)=サイバーエージェント社長=が、スポーツ報知の独占インタビューに応じ、ビッグプロジェクトの舞台裏を明かした。(取材・構成=高木 恵、小口 瑞乃、宮本 和典)
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「ABEMA」のカタールW杯放送で人気に拍車をかけたのが、元日本代表・本田圭佑(36)の解説だ。初戦のドイツ戦では「5―3―2やな」と日本の布陣変更を提言して実際に近い形になり、後半のロスタイムが発表されると「7分!?」と絶叫。漫才のボケとツッコミのような実況アナウンサーとの掛け合いもウケた。
本田を解説席に引っ張ってきたのが藤田晋代表取締役(49)=サイバーエージェント社長=だ。「友人としてずっとABEMAを応援してくれていて。これまでも『力になるよ』と言ってくれていたんですね。それに対して、僕が一生に一度のお願いをカードとして使える状況にあったんですよ。ここで切った自分を褒めたい(笑い)」。本田さんの解説を「『4番が穴!』とか、言葉は粗いけど、すごく的確なことを言ってくれる」と評価した藤田氏。「いつか本田ジャパンを見たいなと、思わせてくれるような解説でしたよね。僕もあんなに面白いと思っていなかったです(笑い)」と今後に期待を寄せた。